chapter:4 ページ4
時間は流れて放課後…
キ:「あーーー！！やーーーっと終わったああ！！！」
キヨは、んーっと背伸びをし、学校が終わる開放感を口にしていた。
レ:「ほんまに毎日毎日この声を聞くと、学校終わったって感じるわ」
キ:「うっせーな！この開放感は口にしないと感じられねーの！」
キヨは机にかけていた鞄を持って立ち上がる。
レ:「あれ？部活は？」
キ:「フッフッフ…今日は、休みだああああ！！！帰ってゲームしようぜ！ゲーム！！」
レ:「お前はサッカーかゲームしかないのか」
キ:「もち！！早く帰ろうぜ！」
教室を出ようとすると、ある男子学生が教室へと入ってきた。
部:「あっ！良かった！まだいた！！」
キ:「あれ？部長じゃん！」
部:「キヨ、帰るとこ悪いんだけど、これからミーティングすっから来い」
キ:「えええええええ！！？！俺帰ってゲームすんだけど！！」
部:「今度の試合の組み合わせ発表が来たんだ！お前もレギュラーなんだから、強制参加だ」
キ:「マジかよー！！！」
落胆するキヨにレトはポンッと肩を叩く。
レ:「キヨ君……ガンバ」
キ:「帰宅部！！お前は待ってるという言葉はないのか」
レ:「俺関係ないやん」
キ:「関係あるから！！レトは今日俺とゲームする約束したんだから、関係ある！！正門の所で待ってろよ！！いいな！！」
キヨはそう言って、部長と共に教室を出て行った。
レ:「長年の友達やけど、キヨ君、ほんま強引だわ」
レトはククッと笑い、時間を見計らって正門へと向かった。
レ:「ミーティングだけやし、そんなに時間は掛からへんやろ」
レトは1人正門に背中を預けて、キヨが来るのを待っていた。
レ:「夕方…そういえば、キヨくんが話す小さい頃の話は夕方だって言ってたな。こんな風な夕焼けだったんかな」
レトは1人夕焼けを眺めていると、ポソッと小さな声が聞こえてきた。
『綺麗……』
そこには、長い黒髪の少女が立ち止まって同じ夕焼けを見ていた。
レ:「えっ…？」
『…？』
レトは持っていた鞄を落とし、少女を見つめていた。少女はレトの落とした鞄の音に気付いて、レトの方へと見つめる。
キ:「やっとミーティング終わった…早く正門に急がねえと！」
キヨは走りながら正門へと向かうと、正門を背にするレトの姿を見付けたがその場で立ち止まる。
キ:「っ……！！」
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読んで下さってありがとうございます！
Aさん、またしても登場少なくてごめんなさい(;_:)
香澄
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香澄(プロフ) - あいさん» コメントありがとうございます！！とても嬉しく拝見しました(*^^*)あいさんに気に入って頂けて、本当に本当に嬉しく思ってます！他の作品も是非よろしくお願いします(*´ω｀*) (2016年4月3日 16時) (
レス) id: fe97a84109 (このIDを非表示/違反報告)
あい - 完成度が高くてとてもびっくりしました！終わり方なんかも魅力的で私好みでした(*´ヮ`*)次の作品も楽しみにしています！ (2016年3月30日 17時) (レス) id: 6587901ccd (このIDを非表示/違反報告)
香澄(プロフ) - 杏さん» コメントありがとうございます！最後まで見て下さってありがとうございます(*^^*)これからも頑張りますので、是非これからも読んで頂けると嬉しいです♪(*´▽｀*) (2016年1月11日 22時) (レス) id: 84a4fe9ab3 (このIDを非表示/違反報告)
杏 - 一気に読んでしまいました！めちゃくちゃ面白かったです(*^^*) (2016年1月10日 19時) (レス) id: 06b9bb2462 (このIDを非表示/違反報告)
香澄(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます！初めまして林檎さん(*^^*)キヨさんとレトさんと同じように泣いてしまったと聞いて、本当に嬉しく思います(*^^*)キミカレを読んで頂いて、本当に本当にありがとうございます(*^-^*) (2015年11月23日 23時) (レス) id: fe97a84109 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：香澄 | 作成日時：2015年9月24日 0時
