ヒーローを目指す私はダンピールです。 (ページ16)

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姫小路寧々ページ16

Asied

私は急いで着替えて、更衣室の壁にもたれかかっていた。

バタバタと、足音が聞こえてきて女子が入ってきた。

麗日「はい、これ！
　なんか言ってるから、渡しとくよ！」

『んー、ありがと。』

《ゆかりちゃんと智生くん無事でよかっね。》

な、んで。

姫小路寧々。

くそっ。

『あ"ー、もう！！』

ビクッとその場にいた全員の方が震えた。

『あー、ごめん。
　職員室行ってくる。』

そう言って逃げ出した。

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『失礼します。
　相澤先生はいらっしゃいますか？』

相澤「入れ。」

失礼します、そう言って相澤先生の近くまで行った。

なんだ、そう聞かれた。

『所用が出来たので早退したいのですが。』

相澤「どんな。」

『所用は、所用です。』

相澤「それじゃあ、許可はできんな。」

電話がかかってきて、出ていいと言われたので電話に出た。

千代「［A？
　私ミスコンに出ることになったから。］」

『へー、私が許すとでも？
　それをわかってかけてきたんでしょ？』

千代「［それでも！私は出る。
　それと今すぐ帰れって、霞さんが。］」

『私は知らないから。
　あと、もうすぐ帰れそうって言っとけ。
　千代はそれで後悔しないんだね。
　後悔のしない選択をしな。』

いつもより強めに言って、電話を一方的に切った。

『はぁ、あんの馬鹿。』

相澤「話は終わったか。」

『はい、という事で早退します。』

相澤「待て、まだ理由を聞いてない。」

『ちょっと、篝月で色々と。』

相澤「また、後日聞くからな。」

はーい。と、適当に返事をして急いで篝月に帰った。