船さんの妹は自称ドM 2nd【浦島坂田船】

62話【ドッキリ】 ページ15

『セン兄、ちょっとええかな…？』


セ「ん、なに？」


『あんな、あたし実は…うらたさんと付き合ってんねん』


セ「…は？」


『正式にお付き合いさせてもろてんねん』


セ「…うん、それで？」


『兄ちゃんは、このことについてどう思う…？』


セ「ええんちゃうの？別に。お前とうらたんが本気なら。」


『ほんま？』


セ「やけど、これがもし遊びで付き合ってるとかほんとは好きじゃない。ってことがどっちかにあった場合俺、お前でもうらたんでも容赦なく引っぱたくで」


『…』


セ「大事な妹と遊びで付き合うとか、大事なメンバーと遊びで付き合うとか、…そういうの絶対許さへんから」


『…ごめん』


セ「何に謝っとんの。なに、遊びで付き合ってたん？うらたんと？」


『ちゃう、これドッキリ』


セ「…は？」


『ド・ッ・キ・リ！！！！！』


セ「いやいやいやいや、は？」


『セン兄仲間思いやねんな、しかもあたしのことまでしっかり考えてくれとって…めっちゃ嬉しいわぁ！！』


セ「え、俺間違ったこと言ってないやんな？え？」


『ってことで！セン兄も手伝って！！』


セ「は？」




う「お、来たww」


『大成功〜！w』


セ「え、もしかして、うらたんも見てた？」


う「見てた見てたww真顔で言ってたから…まじwww」


セ「やめてwww恥ずかしいいwww」


『よし、次はしまさかやで！！』


セ「え、俺も仕掛け人？」


う「当たり前じゃん。このあとみんなで集まるからその時言お」


『りょうかーい！！』





志「坂田〜水持ってきてー」


坂「えー自分で取ってやー」


志「とか言いながら持ってくるあたり流石坂田やなww」


坂「当たり前やろーwww」



『出動…！』



う「志麻くん、坂田、センラ」



セ「？なんですかー？」


坂「なにー？うらさん」


志「どしたん？」



『あんね、ちょっと話したいことがあって。』



志「？なに？」


セ「そんな真面目な話なん？」



う「あのさ、…俺達付き合ってるんだよね」



坂「…え？」


志「まじ？」


セ「…は？」



『3ヶ月くらい前から付き合ってる』



セ「聞いてへんのやけど」



『だって言っとらんもん』



セ「付き合う前に俺にまず言うやろ」



『言わなくたってええやん。あたしやってもう子供ちゃうし』



セ「は？どの分際で俺にその口きいとんのお前。言うのが普通やろが」



坂「まぁまぁ、センラもAちゃんも落ち着いてや…」



志「…ほんまに、付き合ってるん？」

63話→←61話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す