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紫耀がその日、目を覚ますことはなく。
私は病院をあとにして、
家に戻った。
真っ赤に染まったシーツをぎゅっとした。
君が腕を切ったであろう刃物も、
手のひらでぎゅっとした。
紫耀の赤に、私の赤がぽたぽたと落ちてゆく。
『ごめんなさい、ごめんなさい』
血だらけの手のひらで、刃物を持ち直し、
腕に数本、きずをいれた。
紫耀の痛みをわかってあげたい。
紫耀の痛みを分かち合いたい。
そんな願いを込めて。
携帯の充電はまだ０％
血だらけの手で
携帯を握り、充電をした。
なんとなく、死んでしまいたい
そんな気持ちで溢れた。
紫耀を殺したなら、
その償いとして、私も。
そう思ったけど、紫耀には生きてほしい。
だから紫耀の誕生日の次の日、
その日を、人生最後の生きた日にしようと思う。
『紫耀、愛してる。だから
私のことも、次は一番に愛してね。』
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ユワ(プロフ) - 花さん» 返信遅くなり申し訳ないです（ ; ; ）これからもよろしくお願いします！ (2017年12月10日 21時) (
レス) id: ddde5347e1 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 続き楽しみです。 (2017年11月28日 20時) (レス) id: 7b0326607d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユワ | 作成日時：2017年11月25日 23時
