12 ページ12
.
なんだか、顕嵐くんにも
廉くんにも会いたくなくて。
さぼって家でゴロゴロしてた。
天井をぼーっと眺めて、
携帯をぼーっと眺めて。
気づけば時計の針はお昼の3時。
朝ごはんもお昼ご飯も食べないで
ほとんどお手洗いにだって行ってない。
_ピーンポーン
適当に束ねた髪の毛に
ショーパンに大きいTシャツ。
このTシャツは紫耀のだったかも。
『はー、、、』
「い？」
くしゃっと笑う顕嵐くん。
片方の目が赤く充血している。
紫耀が昨日殴ったから。
『あの、昨日は、ごめん。』
「え？なんかあったっけ？
てか今日学校来てなかったから
心配してきたんだけど、
その様子じゃさぼってた感じ？」
昨日、私の裸を見た人。
昨日、紫耀にされるがままの私を見ていた人。
「いや〜、俺さ、昨日の今日だから
てっきり紫耀になんかされてんのかと思って。
何もなくてよかったよ」
そう言って私を抱きしめる。
『顕嵐くん、いい匂いするね』
「香水つけてるもん。」
『あがってく？』
「うん。」
ねぇねぇ顕嵐くん。
私、顕嵐くんのこと、好きだよ。
だけど、だけどね、
会うタイミングがダメだったみたい。
『私ね、汚れてるの。』
「え？」
『腕も足もお腹も首も。
紫耀のものなの。
紫耀の遊び道具なの。』
顕嵐くん、好きだよ、
『私、紫耀に溺れちゃった』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 399人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ユワ(プロフ) - 花さん» 返信遅くなり申し訳ないです（ ; ; ）これからもよろしくお願いします！ (2017年12月10日 21時) (
レス) id: ddde5347e1 (このIDを非表示/違反報告)
花 - 続き楽しみです。 (2017年11月28日 20時) (レス) id: 7b0326607d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユワ | 作成日時：2017年11月25日 23時
