29話 ページ33
#Aside
『グルッペン…何で居るのさ。』
若干溜め息を吐きながら問い掛ける。グルッペンは、椅子に座ってﾆﾔﾆﾔと邪悪な笑みを浮かべていた。
これが無意識だったら怖すぎでしょ。
「ゾムに案内してもらったんだゾ。それより今日はオスマンとデートしてたみたいじゃないか。」
『デートじゃないよ!お出掛けです!!』
「でも、オスマンが言ってきたゾ。」
”ほら、”と、スマホの画面を見せられる。液晶に映っていたのは、有名なLINEのトーク画面だった。
グルッペンからスマホを取り、内容を見る。
オスマン:今からAちゃんとデートしてくるめう〜。
コネシマ:は!?
鬱:何言っとんマンちゃん!?
ゾム:居場所掴んで邪魔するわ。
シャオロン:おい待てゾム!!尾行の方がええやろ!!
コネシマ:俺も行くわ!!
グルッペン:俺も行くゾ!
トントン:グルさんは用事あるやろ^^
グルッペン:うっ…頭が…!!
トントン:誤魔化すなや。
…と、ここからは大先生の尾行中継が続けられていた。
そういえば、会う前にマンちゃんはスマホをイジってたな。多分、その時だろう。
…何だコイツら。
「俺は用事で行けなかったからな。帰ってきたら話を聞こうと思った訳だ。」
『いや意味分かんないです帰ってください。』
「冷たいな。」
『それより私扉の鍵閉めましたよ??』
「開けたゾ。」
『絶許。』
平然とした顔で”開けた”なんて言われる。こっちだって入って欲しくない時だってあるのだ、勝手に入られるのは凄く困る。
『あの、帰ってくれませんかね。』
「それより何で敬語なんだ?」
『普通勝手に鍵開ける人には敬語ですよね。』
「開けたのはゾムだゾ。」
『絶許。』
ｷﾞﾘ、と歯を噛み締める。今度ゾムに会ったら無視してやろう、そうしよう。少し苦しんでしまえばいいんだ。
『…で、何か私に用事があるんですか?』
「あぁ、そうだな。俺もAとデートをしようと思ってな。」
『デートじゃないです!!』
「男女二人が休日にカフェに行くなんてデートだろう?」
『それはそうかもしれないけどｯ…!!』
「じゃあ合ってるじゃないか。」
ﾌﾌﾝ、と勝ち誇った笑みを浮かべられる。微妙に腹が立つ。
「そうだ、この間美味しい甘味屋を見つけたんだ。」
『…!』
「甘いものは好きだろ?どうだ、次の休日、二人で行かないか?」
『…い、行き…たい…』
「なら決まりだな!!」
パッと笑顔になるグルッペン。私とした事が、物に釣られてしまった。仕方ない、甘味屋なんて行くしかないだろう。
ｳｷｳｷとしているグルッペンは、詳細を話し始めた。
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ひだか - すぷらさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!じゃんじゃんﾜｰｲしてください() (2017年11月13日 19時) (
レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか - 夜狐さん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!面白いなんて、ﾓﾁﾍﾞｰｼｮﾝ上がります!!ありがとうございます!!次も頑張りますね!! (2017年11月13日 19時) (レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
すぷら - 面白過ぎて≡┗( ^o^)┛≡┏( ^o^)┓≡┗( ^o^)┛ﾜｰｲって思わず言ってしまった (2017年11月12日 13時) (レス) id: a664458b0b (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - 初めてこのお話を見させて頂きました！とっても面白いですし好きですよ♪次のお話も頑張ってくださいね♪楽しみにしてますよ！ (2017年11月7日 20時) (レス) id: 8cf2fbf423 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか - コメントありがとうございます!!死ぬほど嬉しいですあばばば() osmnさんはｲｹﾒﾝというか紳士にしたかったんです(性癖)()期待に応えられる様に頑張ります!() (2017年10月21日 0時) (レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年10月14日 3時
