22話 ページ25
#Aside
屋上をそのまま放置し、寮の自分の部屋に戻り、ベッドに倒れこむ。ここ最近、これでもかと言う位モテている。それこそ今後の人生が破滅するかもしれない。恋愛耐性があまり無い私にとって、あまりにもハードだ。
いやホント、心臓爆発しそう。
私はベッドの上で悶えた。
□■□■
翌日。少し遅刻をしながらも教室に入る。着いてからすぐに、HRが始まった。
「あー、もうすぐテストがあるんで。勉強して来るように。」
HRでの事。だらしない先生のその声に、一斉にブーイングが起こった。
「センセー!!聞いてないんですけど!!」
「あれ、言ってなかったっけ?学力調査みたいなテストやるって。」
「言ってないでーす!!」
ﾌﾞｰﾌﾞｰと罵声が飛び交う中、ﾁﾗﾘとコネシマを盗み見る。
…顔面蒼白なのはどうしたものか。
HRが終わり、各自自由な時間を取っていた。
私は未だ自分の席から動こうとしないコネシマに近寄る。
『コネシマ?大丈夫?』
「勉強してへんわ…また勘でやるしかないか…」
『…勘?』
「そやで、コイツテストに出そうな所片っ端から覚えてるんやで。」
「ヤマが当たらんかったら凄い点悪いよな。当たったら結構良いけど。」
「博打みたいなもんやで…」
ハァ、と深く溜め息を吐き、項垂れるコネシマ。その様子を見て、苦笑いを浮かべる鬱先生とシャオロンは、まだ彼より勉強が出来るんだろう。
『あ、なら私教えようか?あんまり自信は無いけどね。』
「ホンマか!!??」
「えぇー、なら僕にも教えてよAちゃん。」
「そうやぞ、コネシマだけズルい。」
『二人は頭良いでしょ。』
ﾊﾟｧｯと明るい笑顔になるコネシマとは裏腹に、文句を言う二人。正直、一人教えるのが限界なので、どちらにせよ無理である。
「それなら今日昼休み図書室行こうや!!ええやろ!!」
「僕達とのお昼ご飯はどうするん。」
「独り占めしようとすんなやクソ雑魚チワワ。」
「なんやと!?!?」
突如として睨み合いを始める二人を、まぁまぁと宥め、今度穴埋めするから、と言うと、渋々引き下がるシャオロン。
『じゃあ、お昼休みに行こうね?』
「おう!!いやぁ、楽しみやわぁ」
「何か企んでない?コイツ。」
「企んでへんわ!!黙っとけシャオロン!!」
「お、何ややるんか??」
また喧嘩を始める二人。もう止めるのが面倒なので放置をしてしまおう。…鬱先生巻き込まれてるけど、いいか。
お昼休みが少し楽しみになった。
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ひだか - すぷらさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!じゃんじゃんﾜｰｲしてください() (2017年11月13日 19時) (
レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか - 夜狐さん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!面白いなんて、ﾓﾁﾍﾞｰｼｮﾝ上がります!!ありがとうございます!!次も頑張りますね!! (2017年11月13日 19時) (レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
すぷら - 面白過ぎて≡┗( ^o^)┛≡┏( ^o^)┓≡┗( ^o^)┛ﾜｰｲって思わず言ってしまった (2017年11月12日 13時) (レス) id: a664458b0b (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - 初めてこのお話を見させて頂きました！とっても面白いですし好きですよ♪次のお話も頑張ってくださいね♪楽しみにしてますよ！ (2017年11月7日 20時) (レス) id: 8cf2fbf423 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか - コメントありがとうございます!!死ぬほど嬉しいですあばばば() osmnさんはｲｹﾒﾝというか紳士にしたかったんです(性癖)()期待に応えられる様に頑張ります!() (2017年10月21日 0時) (レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年10月14日 3時
