12話 ページ14
#Aside
お昼休みも終わり、今は科学の授業をしている。
大体予習はしているので、聞かなくても多分大丈夫だろう。
それより、今日の放課後に先輩に復讐(仮)をしなければ。
当然もう作戦は考えてある。
作戦は、
放課後に”先輩達に見える様に”コネシマ君達に話しかけ、先輩を怒らせる。
それで先輩に呼ばれて空き教室に連れて行かれると思うから、そこで先輩達を”何とかして”ﾌﾙﾎﾞｯｺする。
そうすれば、私は晴れて自由の身となり、皆と気楽に話もできるだろう。
少し不安もあるが私ならいけるはず!
□■□■
放課後だ。作戦を実行しよう。
コネシマ君達が廊下に出てきたら、話しかけよう。
ここのところあの三人組の先輩を観察していたら、大体放課後に話し掛けに来ている事が分かった。
だったら、先に私がコネシマ君達と話しておけば、必ず先輩の目に止まるはず。
我ながら完璧じゃないか。多分今私のIQ凄く高いと思う。
そう思っていると、コネシマ君達が出てきた。すかさず私は偶然を装いながら話し掛けに行く。
『あ、コネシマ君、シャオロン君、鬱君だ。』
「…!!A!!」
私の演技凄くない??
コネシマ君は私に久しぶりに声を掛けられて嬉しかったのか、すぐに駆け寄ってきた。
犬か。
遅れてシャオロン君と鬱君も来た。
ここまでは完璧。あとは自然に話しといて、先輩に見られれば半分クリア。
『コネシマ君…犬みたいだね。駆け寄ってきて。』
「ホンマよな。コイツ忠犬チワワやわ。」
「犬でもチワワでもないわ!!単純に嬉しかっただけや!!」
『コネシマ君、お手。』
「いや、せんわ!!」
「wwwww」
鬱君が笑う。シャオロン君が煽る。コネシマ君が嬉しそうにする。
私は”これ”を求めてたんだ。心の底から楽しいと思える”これ”が。
…一瞬目的を忘れていた。ダメだこんなのじゃ。
(先輩は…よし、ちゃんと見てる。)
辺りを見回すと、三人組の先輩が忌々しそうに私を睨んでいた。
そろそろ捕まりに行こうかな。
『あ…じゃあ私用事あるから行くね。』
「おう!!またなA!!」
「またな〜。」
「気ぃつけてな〜。」
手を振ると、振り替えしてくれるコネシマ君達。
もう少し話したかった、…って言うのが私の本音だったり。
少し歩くと、後ろから三人分位の足音が聞こえた。
ﾁﾗﾘと後ろを見ると、…先輩がいた。
復讐劇の始まりだよ。
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ひだか - すぷらさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!じゃんじゃんﾜｰｲしてください() (2017年11月13日 19時) (
レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか - 夜狐さん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!面白いなんて、ﾓﾁﾍﾞｰｼｮﾝ上がります!!ありがとうございます!!次も頑張りますね!! (2017年11月13日 19時) (レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
すぷら - 面白過ぎて≡┗( ^o^)┛≡┏( ^o^)┓≡┗( ^o^)┛ﾜｰｲって思わず言ってしまった (2017年11月12日 13時) (レス) id: a664458b0b (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - 初めてこのお話を見させて頂きました！とっても面白いですし好きですよ♪次のお話も頑張ってくださいね♪楽しみにしてますよ！ (2017年11月7日 20時) (レス) id: 8cf2fbf423 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか - コメントありがとうございます!!死ぬほど嬉しいですあばばば() osmnさんはｲｹﾒﾝというか紳士にしたかったんです(性癖)()期待に応えられる様に頑張ります!() (2017年10月21日 0時) (レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年10月14日 3時
