11話 ページ13
#Aside
先輩から脅し(笑)をされてから三日経った。
最初は結構絡んできたコネシマ君達も、私が避けたからか今ではあまり来てくれなくなった。
…その方が、私としては都合が良いけど、やっぱり寂しいし、先輩の思い通りになってるみたいで腹が立つ。
でも、少しでもコネシマ君達と話している所を先輩に見つかれば、すぐに蹴られたりした。
暴力反対なんですけど…。
はぁ…どうしたもんだか。
□■□■
お昼休み。あれから旧校舎には行かず、あまり使われていない端の方にある女子トイレで一人で食べている。
いわゆる”便所飯”だよね。
今日もそこで食べようと教室を出た。
テクテクとその女子トイレに向かっていると。
突如、腕を引っ張られ、空き教室に引き込まれる。
多分先輩だろう。
何で?私は今日誰とも話していない。なのにどうして?
『何ですか先輩、私何もしてな…い…』
後ろを振り返ると、そこにいたのは忌々しい先輩ではなく。
ゾム君とグルッペン君とトントン君とオスマン君だった。
『離してくれないかな。私行くとこあるんだよ。』
「ほう、何処にだ?女子トイレで一人で食べるのか?」
『なん…で、』
「そもそも、”先輩”ってどういう事?」
オスマン君が私の目を見て言う。言い方は優しいが、どこか威圧を込めた声で言われ、黙ってしまう。
「まぁ、もう全部分かってるんですがねぇ。」
「コネシマと大先生とかに”Aの様子がおかしい”って言われたゾ。」
『えっ…?…ホント?嘘だよね?』
「俺らの情報力なめてもらっちゃ困るわ。」
「ロボロおるしな。」
「それに、こんな見るからに”殴られました”って感じなのも怪しいやろ。」
”痛かったよな”、と優しく殴られた頬を撫でてくれるオスマン君。
こういうのでモテるんだろうな…。
それより、もう全部バレてるなんて…。私が一生懸命避けた意味ないじゃん。
「なぁ、これからどうするつもりなんだ?」
「俺らが殺.ってもいいけど。」
『…ううん。私一人でやるよ。大丈夫。』
そう。私一人でやらなければ。
迷惑は掛けられないし、それこそ私がグルッペン君達に助けてなんて訴えたりしたら。
先輩をまた怒らせてしまうのは目に見えている。
「でも」
『お願いだよ。私一人でやれる。だから手を出さないでくれるかな?…じゃあ、私行くよ。』
何か言いかけたトントン君を遮る。
そうでもしないと、私の心が折れてしまう。
まだ不満そうなグルッペン君達を置いて空き教室を出て、女子トイレに向かった。
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ひだか - すぷらさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!じゃんじゃんﾜｰｲしてください() (2017年11月13日 19時) (
レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか - 夜狐さん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます!!面白いなんて、ﾓﾁﾍﾞｰｼｮﾝ上がります!!ありがとうございます!!次も頑張りますね!! (2017年11月13日 19時) (レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
すぷら - 面白過ぎて≡┗( ^o^)┛≡┏( ^o^)┓≡┗( ^o^)┛ﾜｰｲって思わず言ってしまった (2017年11月12日 13時) (レス) id: a664458b0b (このIDを非表示/違反報告)
夜狐 - 初めてこのお話を見させて頂きました！とっても面白いですし好きですよ♪次のお話も頑張ってくださいね♪楽しみにしてますよ！ (2017年11月7日 20時) (レス) id: 8cf2fbf423 (このIDを非表示/違反報告)
ひだか - コメントありがとうございます!!死ぬほど嬉しいですあばばば() osmnさんはｲｹﾒﾝというか紳士にしたかったんです(性癖)()期待に応えられる様に頑張ります!() (2017年10月21日 0時) (レス) id: b521abc617 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひだか | 作成日時：2017年10月14日 3時
