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「うわぁぁぁ！！美味しそう！！」
寮に戻ると、一番最初にチョコに食いついてきたのは王様だった師走さんだった。
チョコ、という単語に食いついたのか、同じく如月さんと卯月さんも目を輝かせる。
「限定の物だよ。専門店のものだから、美味しいよ。さあ、皆でお食べ。」
「隼さんは、一緒に食べないんですか？」
にこやかに言う隼に、皐月さんが温かい紅茶を淹れながら答える。
「僕は、いいよ。眠くなっちゃった。」
「隼さん明日もお仕事ですもんね…では、せめてこれだけでも飲んでいってください。外寒くて冷えますから。」
皐月さんは、紅茶を淹れてあるカップを隼に差し出した。
隼はありがとう、と、カップの紅茶を飲む。
少しして空になったカップを、皐月さんの元に戻すと、
「今日は来てくれてありがとうね。楽しかったよ。」
と、私の頭を撫でた。
凄くくすぐったくて、懐かしい感じがした。
他の皆さんにも、
「とても楽しいクリスマスをありがとうね、皆。おやすみ。」
と微笑んで帰っていった。
「楽しかったなぁ…！」
「さ、俺達もそろそろお開きにしますか！…って、水月さんは今日どこに泊まるんです？！」
背伸びする如月さんの横で師走さんははっとする。
すると、じゅこー、といちご牛乳を堪能する卯月さんは表情何一つ変えず言い放つ。
「え、始さんの部屋じゃないの？」
「ちょ、ちょっと新！」
「……っごほっ…！？」
その会話を少し離れたところで聞いていた始はむせていた。弥生さんも、それを聞いてにやにやしている。
「そん、なわけないだろ！…京花、今日は百合の部屋に泊まってくれないか？」
「了解です！京花、私の部屋、案内するからついてきて！」
『百合、ありがとう。』
私が百合の部屋に行く際聞こえてきた、始さんがあんなに焦るなんて珍しいなー。という卯月さんの一言は私の空耳だと思う。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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成生(プロフ) - 睦月さん» ありがとうございます！嬉しいです( ;∀;)これから徐々に更新ペースを取り戻せると思うので、これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2018年3月3日 10時) (
レス) id: 675c8fad36 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - 更新して下さってありがとうございます！！衣純さんのペースで頑張られてください。ずっと応援してますからｯ！！ (2018年2月25日 12時) (レス) id: 4606295aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衣純 | 作者ホームページ：https://twitter.com/mizuiro_onp?s=09
作成日時：2017年8月3日 18時
