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『…隼？どうしたの？』
顔を覗き込むようにして様子を伺おうとする。
けれどその瞬間、ばっと顔を上げ、彼は笑う。
「何でもないよ。さあ、冷えてきたし早く戻ろう。」
と、いつもより少し大股で歩いて行った。
けれど、私は知っている。
笑った後、一瞬だけ目を伏せた。
何か隠している時の、あの癖が出ていた。
どうして…？
考えれば考えるほどわからなくなる。
何を隠しているのか。
1つや2つ、誰にでも隠し事はあるものだ。
けれど、隼のあの癖は、隠し事なら何でもかんでも出る訳じゃない。
その時に限って、何か辛いことを隠している。
辛い事を聞いてあげられないのは、幼馴染としてはすごくもどかしかった。
それから、隼はその道中、
「帰ったらみんな何してるんだろうね。」
とか、
「何のテレビやってるかな。」
とか、いつもより明るめにおどけて話しかけてくれていたが、私はその事に頭がいっぱいで、生返事しかできなかった。
今度は私の方が、俯きたくなった。
生返事しかしない私に隼は何かを思ったのか、それから道中で隼がおどけて話しかけてくることは無かった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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成生(プロフ) - 睦月さん» ありがとうございます！嬉しいです( ;∀;)これから徐々に更新ペースを取り戻せると思うので、これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2018年3月3日 10時) (
レス) id: 675c8fad36 (このIDを非表示/違反報告)
睦月(プロフ) - 更新して下さってありがとうございます！！衣純さんのペースで頑張られてください。ずっと応援してますからｯ！！ (2018年2月25日 12時) (レス) id: 4606295aca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：衣純 | 作者ホームページ：https://twitter.com/mizuiro_onp?s=09
作成日時：2017年8月3日 18時
