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面倒だが映司の奴が人間を心配して戦闘に集中できないのは不利になる。
命令を聞くわけじゃないが。ここは大人しく従うしかない。
アンク: チッ…こんなとこで突っ立ってねぇで消えろっ!!!
俺は右腕を見せ脅した。
が目の前にいる人間はその言葉に悩んだ素振りをみせ。
分かったと言った。
馬鹿な人間に思えたがそうじゃないのか？
と目で追った先はヤミーの居るところだ。
人間に傷つけたら映司のやつまた何か文句をつけてくるに決まってる。
めんどくせぇが…
アンク:…チッ!!!おいお前どこいってんだ!!!
そいつの肩を思いっきり掴んで一旦安全な場所へ飛んだ。
この女…変だぞ。
安全な場所とはいえここは地上より遥か上に来てる。
それに人間が宙に飛んだんだ。
なのにこいつは。こいつは…
アンク:おいお前!!!一体どういうつもりなんだ!!
悲鳴ひとつさえあげない女子供。
こいつまさかグリードかだがそんな匂いはしない…
A:貴方が消えろ。って言った。
消えろ。つまり消滅しろという意味でしょう。
人間の消滅。それは死。だから手っ取り早くあの人間じゃない何かのとこに行こうとした。
正直こいつがカザリの駒なんじゃないかと疑っていたが、違う。ただの馬鹿だ。しかも映司よりも遥にな。
アンク:お前俺達が怖くないのかぁ？
A:怖い…？
とまた悩む素振りを見せる。
ダメだこいつ。もしかしたら駒に使えるかもしれないと思った俺が間違ってた。
アンク:この場所から離れろって意味だバカっ！
わかったか？怪我したくなかったら今すぐどっかに行け!!!
A:怖いって何？
こんなめんどくせぇ人間は初めてだ。
映司のやつ…よりによって何でこんなバカを任せたんだ。
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作者名：霞 | 作成日時：2021年11月11日 2時
