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ｾｲﾔー!!の声と共に怪物であるグリードが
私の目の前でコアメダルになって散乱している。
そう。つまり倒したのだ。
A:アンク。私をなぜこんな物陰に隠した。
これじゃ恐怖心とやらが分からんだろう。
と頬を膨らませてアンクを睨む。
アンク:ほぉ…なるほど。
そんな顔もできるんだなぁ。お前。
だが残念だ。お前にはこれっぽちじゃぁ、
恐怖心とやらは分からんだろうなぁ。
と片方の口角を上げ意地悪そうに言う。
そんなこと無いはずだ。
なぜなら、ここ2日間で何個かの感情が知れたのだから。
アンク:考えてみろ。お前。
1番最初にヤミーに狙われた時。
一瞬でも怖いとか思ったか？
A:その怖いがよく分かんないから
ここに来てるんでしょ。
アンク:つまり。あれくらいじゃお前は怖がらない。
それに宙高く人間が飛んだのに怖がらないだから
恐怖心という物事態お前が持ってないのかもなぁ。
あぁ。確かにね。
私1番最初にアンクから肩もたれて飛んだね。
でも。でもあの時は。
A:あの時は…
なんかこう…今までにない事だったから
ビックリはしたけどどちらかと言うと…
んー…
この感情を上手く伝えられないのが厄介だ。
アンク:つまりお前はあの状況が楽しかったのか。
はっ。笑わせるなぁ。
A:確かに…楽しかったかも…
ワクワクして…フワフワって…何でか笑っちゃいそうになるの。
と自分の思っていたことが分かって
ウキウキしている。
きっとこれが比奈さんの言っていた嬉しい。
って感情。
映司:Aちゃんやけに嬉しそうだね。
どうしたの？
と後ろから映司さんの声が聞こえた。
ほら。やっぱり。
映司さんが言うんだ。
A:うん！今ね。私とっても嬉しいの。
感情がどんどん分かって言って…今までに体験した事ない気持ちが沢山あって…
それが何なのか分かるのがとっても嬉しい。
と正直に言うと。
映司さんは"うん。そうだね。良かったよ。"
と一緒に嬉しくなってくれた。
これは喜ぶって言うのが正しいのか。
A:なんで映司さんが嬉しいの？
映司:人が喜んでくれたら自分も嬉しくなるんだよ。
きっとAちゃんにも分かる日が来るから。
でも。。結局恐怖心。
ていうのは分から無いままだった。
まぁいいか〜。
そのうち分かるよね。
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作者名：霞 | 作成日時：2021年11月11日 2時
