20 ページ24
比奈:大丈夫だった？
アンクったら本当に酷いんだから!!!
何故だか知らないが、首を絞められてた本人
私ではなく比奈さんが1番怒りながらクスクシエのカウンターにお昼を置いてくれた。
A:これは…???
比奈:朝食…食べれてなかったでしょう？
ごめんね？お昼になっちゃって…
何か食べておかなきゃ。Aちゃんの身体も心配だから
そう言って目の前にある中華料理を見つめる。
まともなご飯なんていつ以来だ？
そう言えば私っていつからご飯食べてないんだっけ？
A:ありがとう。
いただきます。
出来たての昼食は温かくて。
お昼のお店と言うのもあり。人との会話もちらほら聞える中食べるご飯も。
悪くはないかな…
なんて思ってる時だった。
A:なんだ…この変な気持ち???
いや、、感覚???
映司:美味しい。ていうんだよ。
皆でご飯囲んで食べると楽しくて美味しい！って。
そう思うでしょ？ねっ。
と。いつの間にか後ろにいた映司さんが
私に言ってきた。
いや、、美味しいくらいは私にもわかる…
A:そうじゃなくて…何かこう…
そう言いかけた時だった。
勢いよく奥の扉を開けアンクがでてきた。
アンク:行くぞ映司。ヤミーだ。
おいガキ。お前もこい。
そう言ってご飯を食べかけてる途中の
私の腕を掴み勢いよく外に向かう。
映司:もしかして…Aちゃんの感じた何かって…
いや、今はそんな場合じゃないか…
と、私に訪ねようとしたのか。
ブツブツ言いながらも映司さんとアンクはバイクに乗った。
アンク:おいお前何してる!!!
早く乗れ!!!
言われた通り私はバイクの後輪に乗った。
私の理解は間違えていないはずなのに
2人は目をまん丸とさせ、1人はクスクスと。
1人はチッと。舌打ちをした。
えぇ。乗れって言ったじゃん…
アンク:怪我したくなきゃしっかり掴まってろ。
の声と共に急発進したバイク。
その音で勿論アンクの声は私には届くはずなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霞 | 作成日時：2021年11月11日 2時
