覚悟 ページ9
心を開ける人は少ないとの言葉に私は悲しくなった。
どんなに大変な世界で仕事をしているんだろう。
常に人目に晒され、自由な時間は制限され、ゆっくりと自分で居られる時間はあるのかと考えた。
まゆ「ねぇ、ジョングク?私があなたを好きでも、アイドルじゃない普段のジョングクでいられる?私がイヤじゃない?」
「ヌナ?自然体でいられるからヌナとの時間が好きなんだよ?ねぇ、お願い離れて行かないでよ。。。」
その言葉に考えさせられた。
自然体でいられる事が彼にとってどれほど大切な時間なのか。
好きなら離れるよりも、彼を丸ごと受け入れる方法もある。
ただ、あとは自分がどこまで我慢が出来るのかだ。
まゆ「うん。わかった。自然体でいられるって言葉で覚悟を決めた。
私はジョングクが好きだけど、その気持ちは隠せないけど、丸ごとあなたを包み込める存在になる。」
その言葉を聞き、ジョングクは涙目のままニッコリと微笑んだ。
覚悟は決めたけど、実際にどうしていいのかは分からない。
あれから普通にドッグランに行ったりやジョングクの自宅でご飯を食べたりしている。
最近はドラマにハマっている彼に付き合い、一緒にドラマを見たりと過ごす時間が長くなっている。
彼の家でウォルも我が家の様にくつろぐようになった。
何も変化のない日々を過ごしているかと思っていたけど、よく考えると呼び出される日がとても増えた。
そして彼の自宅にはウォルの道具も増えている。
ジョングクが疲れているからと思って、気分転換になればと、呼ばれれば私もできる限りジョングクの家に遊びに行く事にしていた。
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作者名:kashumi | 作成日時:2022年12月5日 8時