お土産 ページ7
翌日の夜中に宣言通り、ジョングクからカトクが届いていた。
ジョングク
明日の夕方、時間があれば自宅に来てください。もちろんウォルも連れて。
来れるか絶対に返事してよ。
朝、このカトクを見て悩んだけど、行くと返信をした。
ジョングクが好きだとは知られないようにしよう
そう心でずっと唱えながら、彼の家に向かった。
インターホンを鳴らし、セキュリティ解除してもらい玄関前に着く。
大きく深呼吸をしてもう一度さっきの言葉を唱える。
玄関が開き、笑顔のジョングクとバムちゃんが出迎えてくれた。
リビングに通して貰い、ソファに座る。
すっかり仲良くなったウォルとバムちゃんは部屋の隅でじゃれ合っている。
その姿を見ながら待っていると、両手にたくさんのお菓子とスポーツブランドの紙袋を持って来た。
「ヌナー、これがお土産!アメリカのお菓子とこれは散歩に行く時に使えそうなバッグと、似合いそうなピアス」
まゆ「こんなにたくさん買ってきてくれたの?ありがとう。バッグも可愛い。散歩の時にちょうど良い大きさだから使わせて貰うね。」
「うん、僕とお揃い!」
まゆ「あっ、ありがとう。」
お揃いと聞いて、慌てて心でもう一度唱える。
好きだと知られないようにしよう。
アメリカでの話を聞いて、夕飯もご馳走になり、帰りは車で送ってくれた。
まゆ「ジョングクお土産ありがとう。気をつけて帰ってね。またドッグランで会えたら」
「ヌナ?なんで?ドッグランじゃなきゃダメなの?今日はずっと悲しそうな顔してたのはなんで?」
まゆ「そんな事ないよ。気にしないで。
ま、またね。ありがとう。」
挨拶をしてそそくさと自宅に入った。
涙が溢れてくる。やっぱり好きで仕方がない。会うと触れたくなるし、気持ちを抑えるのに精一杯だ。
寝る前にお礼のカトクだけはしておいた。
翌朝みると返信が来ていた。
ジョングクヌナ、やっぱり気になるよ。
4日後はオフだからあえる?自宅に来れる?
このままでは嫌われてしまう。
同じ嫌われるなら、気持ちを吐き出して、スッキリさせて離れよう。
そう考えて4日後に行くと返信した。
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作者名:kashumi | 作成日時:2022年12月5日 8時