事件の真相 ページ42
「で?怪我したのってオモニじゃなく、ヌナだったって事?なんで黙ってたの?」
怒りながら聞いてくる。
まゆ「ごめんなさい。実はあの電話をした日、買い忘れた物があってスーパーへ行ったの。その帰りにすれ違った女性に切られた…ぐずっ。。。」
涙が溢れた、あの時の恐怖がよみがえった。
ジョングクは震えてる私の両手を握るが、その先を話すのを待っている。
まゆ「そ、それで救急車を呼んでくれた人がいて、病院へ行って縫ってもらったんだ。犯人ももう捕まってるから大丈夫。」
「その犯人って?誰?」
語気が強くまだ怒ってる様子だった。
まゆ「ジョングクの事務所が契約してるメイクさん。。。」
「え?」
驚いてジョングクが固まる。
私も事細かに伝えるのどうかと思い、ある程度は端折って伝えたが、犯人だけは隠せない。
「メイクヌナ…なの?」
まゆ「うん。最近辞めた人いるでしょ?その人。」
「ごめん、ごめんなさいヌナ。
僕のせいだ。僕の関係者がヌナに怪我を負わせるなんて思ってもなかった。ごめんなさい。」
ジョングクは泣いていた。
まゆ「ジョングクのせいじゃないよ。
きっと自分を責めると思ったから、私は隠してたの。
私は大丈夫だからもう泣かないで?ね?」
そう言ってジョングクの頭を抱きしめた。
その夜は2人でただ寄り添ってベットで寝た。
ジョングクは求めて来る事はしなかった。
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作者名:kashumi | 作成日時:2022年12月5日 8時