理由 ページ27
洋服を脱がそうと服をめくり上げながら、ヌナの顔を見た。
泣いている事に気が付き動きが止まった。
「え?ヌナ?泣いてる?」
慌てて手を引っ込めた。
感情のない目で僕を見て涙を流している。
「いやだった?キスしてきたから誘われたと思ったんだけど……」
ヌナの洋服を元に戻し抱きしめる。
小さく震えていた。
罪悪感が襲ってきた。
「ごめん、ごめんなさい。。。」
まゆ「ご、ごめんね、私が悪いんだよ。私が先にキスしたし、、、少しこの関係を美化してたんだって思った。。。
そうだよね、男性なんて気持ちがなくたって出来るもんね。 ただ、私はジョングクが好きだから、それでも受け入れるつもりだったけど、やっぱりつらいもんなんだね。
意志とは別に勝手に涙がでてきちゃうの。」
ベッドから起き上がり部屋を出て行こうとするヌナを慌てて追いかけ腕を掴んだ。
「ヌナ、ごめん。本当にごめん。誰でも良い訳じゃない。ヌナとしたいと思ったから進めたんだ。ごめん。」
まゆ「なんで?私となんでしたいと思ったの?私はジョングクが好きだから、心と身体で繋がりたかった。でもジョングクはそうじゃないでしょ?」
はっきりと答えられなかった。
腕を振り落とされ、ヌナはリビングへと行った。
しばらく動けなかった。
ヌナが言ったなんでヌナとしたいのかを考えた。
独占欲
そう独占欲だと思った。
自分以外に触れられたくない。ヌナの全てを僕の為に向けて欲しかった。
そこで気がついた。独占したいほどヌナに惹かれてる事に。
リビングへと向かうと、ソファに小さくなり座っている。
「ヌナ?ごめん。頭冷やしてきた。」
声を掛けると、そっと顔をあげてこちらをみた。
隣に座り話し始める
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作者名:kashumi | 作成日時:2022年12月5日 8時