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翌朝は寝坊気味で慌てて通勤電車に飛び込んだ。
ギュウギュウとまでは行かなくても、いつも通り人が多い中、人混みをかき分けてこちらに向かってくる人がいる。
ブーケの貴公子!
いや、ソクジン先生!
JN「おはよう。もしかして家が近いのかも?僕はこの1つ前の駅なんだ。」
サナ「おはようございます。お医者様でも電車で通勤されるんですね。車かと思っていました。」
JN「うーん車ね、いつもは車なんだけど、今日は点検で手元になくてさ。でもラッキーだったな。朝からサナちゃんに会えて。」
サナ「ソクジン先生、あまりにも冗談が過ぎます。先生の彼女に申し訳ないです。」
それとなく彼女がいるか聞き出そうとしたら
JN「あはは、僕の彼女はそんな事気にしないんだよ。」
ただ頷くだけしかできなかった。
彼女いたんだ……
彼女いるのに期待させる様な会話しないでよ……
一目惚れからもうステップアップしちゃってるよ……
たった1日でもう好きになってる……
でも失恋、たった1日で失恋なんて……
職場まではソクジン先生はとても楽しそうに沢山の話をしてくれていたけど、彼女がいると聞いて私の耳にはあまり話が入ってこなかった。
病院が見えた時
サナ「先生、失礼します。お先に向かいますね。」
と1人で走って更衣室へと向かった。
みんなと朝の挨拶をし、通常通り業務をこなし帰宅時間になる。
スタッフみんなと更衣室をでると、壁に寄りかかり待っているソクジン先生。
JN「あ!サナちゃん、一緒に帰ろうと思って待ってたんだ。」
「え?サナ?ソクジン先生とどんな関係?」
「なんで?」
興味津々に小声で聞いてくる仲間に
サナ「ソクジン先生の家は隣の駅だったみたい。今朝たまたま一緒になって驚いたんだ。」
JN「そうそう、せっかくだから色々と教えて貰いながら帰ろうって待ってたの。みんなサナちゃん借りてもいい?」
どうぞどうぞと私を差し出すみんなにニッコリわらって、私をエスコートし駅に向かった。
サナ「先生、さすがにこれは……」
JN「えー、待ち伏せの事?せっかくのご近所さんなんだもん。美味しいお店とか安いスーパーとか教えてよ。ダメ?」
魅力的な唇を尖らせて、こちらを見られたらダメなんて言えなかった。
こうなったら一気に説明して終わらせよう。
彼女のいる人に恋してる時間なんて、私の歳にはもうないのだ。
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kashumi(プロフ) - さこさん» さこさん、まさかの15人😳いやいや国宝級イケメンですから仕方ないですね🤣テテと主人公はかなりお楽しみな様子なのでこのまま突っ走てしまいたいですね🫰 (2月19日 23時) (レス) id: adda27451c (このIDを非表示/違反報告)
kashumi(プロフ) - はこさん» はこさん💜コメントありがとうございます✨ジンくんとラブ思いきや、まさかのテテルートになりました🤣この先どうなるのか1人でニヤニヤしてます。楽しんで貰えるように頑張ります🫰 (2月19日 23時) (レス) @page50 id: adda27451c (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - こんにちは!テテオッパ15人て💦さすが💦そりゃ、主人公もびっくり😳でもよかった。主人公とテテオッパの絆も深まったみたいで😊そのまま結婚まで行きましょう😆 (2月19日 14時) (レス) @page47 id: 2a1f829ee5 (このIDを非表示/違反報告)
はこ(プロフ) - ジンくんとひっつくのかと思いきや、結婚するし、その二人から溺愛されて、まさかのテテとひっついてて⁉️どうなるのか先が読めない!続きが気になりすぎて更新が待ち遠しいです。 (2月19日 12時) (レス) id: c6cc9639f4 (このIDを非表示/違反報告)
kashumi(プロフ) - さこさん» こんにちは😊CKJK来ましたね😍もう釘付けでスマホに保存しまくりです💜本当に忙しい中こんなにたくさん準備してくれてて感謝しかないです🥹✨お話は少しイチャイチャ続きます(´>∀<`)ゝ (2月17日 11時) (レス) @page42 id: adda27451c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:kashumi | 作成日時:2024年1月15日 18時