ブーケのオッパ JN TH

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月初めになり少し職場も落ち着くと


JN「サナちゃん、そろそろまた定食屋さんリサーチ再開しない？1人だとどうもさみしくてさ。」


サナ「先生、彼女さんとは行かないんですか？」


JN「彼女は産婦人科医だからかなり忙しくてさ。出産には待ったなしだからね。
それに紹介者はちゃんと責任持ってリサーチしなきゃって言ったじゃない。
今日あたりどうかな？あと3軒残ってるんだよ！」


サナ「……」



JN「よし決まり。今日は車だから駐車場で待ち合わせね。もう決定だからすっぽかさないでね。」


ウィンクして戻っていく先生の後ろ姿を見送る。


行くなんて返事してないのに。
彼女と残りのお店に行ってないんだ……
私と一緒にに行くつもりだったなんて。
先生の車に乗せてくれるの？
助手席って乗っていいの？


あーもうワクワクしてる私、落ち着け！
期待しちゃダメ！




仕事終わりに医師専用の駐車場へ向かえば、高級車のボンネットに腰をかけて私を待ってくれるソクジン先生がいた。



サナ「先生、お待たせしました。すみません。」



小走りで駆け寄ると



JN「ダメ！走ると危ないから。歩いて。ゆっくりでいいから！」


そうやって慌てて言うから思わず笑った。


サナ「先生？私もいい大人なんですよ？走っても転びません笑」


JN「女の子は怪我して傷が残ったら困るでしょ？男なんて待たせればいいんだから。ね？気を付けること！」


そんな風に諭されながら、助手席のドアを開けて座るように促された。


片手ハンドルで、トントンとリズムを取ってる指先。
反対の手は窓際に肘をついてるソクジン先生をチラリと盗み見てドキドキした。


大人でかっこよくて優しくて……
どうしたらこんなにステキな人とお付き合いできるのかな？
彼女さんってどんな人なのかな？


頭の中で解決しない疑問がどんどん沸いてくる

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