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ピピピピピ

いつもより少し早く設定しておいた目覚まし時計が「さっさと起きろ」と言わんばかりにけたたましくなり響く。

『んー、、』

ほとんど意識のない状態で布団の中から手を伸ばし目覚まし時計を止めると、1階から母の声と共に朝ご飯のいい匂いが寝起きの鼻をふんわりと掠めた。

朝ご飯をペロリと平らげ、顔を洗い、歯を磨く。制服のスカートを2回折って、髪をゆるく巻いて、ほんのり色づくお気に入りのリップをひと塗り。

『よし、今日も可愛い』

母に行ってきますと伝え、ケータイで時間を確認する。7時52分と表示される画面に1件のメール。

【A先輩おはようございます!!】

毎日送られてくるメールに、ほんとに律儀だな…と笑みがこぼれた。


これが私の日常

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作者名:イカスミチャン | 作成日時:2021年6月27日 0時

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