Trignalのマネージャー (ページ43)

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～Aside～

皆さんから離れて早くも2ヶ月がたった。

5年間毎日のようにあっていた人達にこんなに長く会わない日が続くと、心にぽっかり穴が空いたようだった。

それから気づいたことがひとつ。

毎日一緒にいるのが当たり前すぎて気づいていなかった気持ち。

私…拓也さんが好きだ。

すごく会いたいし、今ごろ浦田さんと楽しく笑い合っているのかなと思うと胸がチクチク痛む。

カランカラン

『いらっしゃいませ～』

今は友達のカフェで働かせてもらっている。
この仕事も充分楽しいし、忙しいから
Trignalのことを考えなくてすむ。

でもたまに、ネットニュースでTrignalについて流れてきたりCMやゲームから3人の声が聞こえると
どうしても、切なくなってしまった。

友人「ねえ、A…これ…」

見せられたのは週刊誌の1ページ。

そこに写っているのは

『拓也さん……』

間違いなく拓也さんと浦田さんだった。

うそ…熱愛！？ショックだった。

そうだよね、私よりも浦田さんのほうが若いし。

あぁ。

私って拓也さんのこと大好きなんだなぁ。

『うっ……っ……』

友人「A！？大丈夫？」

『私…失恋しちゃった…』

～代永side～

週刊誌の人達が帰った後4人で話していた。

木村「上からの圧と浦田さんの肯定…。なにか関係はあるんですかね。」

良平くんが社長に聞く。

社長「う～ん。あっ、いや、でも、まさかな。」
江口「なんですか？」
社長「もしかしたら浦田さんの自作自演かもしれない。」

「「「え！？」」」

自作自演？浦田さんの？

代永「どういうことですか？」
社長「ただの憶測だから本人に確かめるのが1番なんだが、浦田さんのお父さんの会社週刊誌にもツテがあった気がするんだよね。」

もし浦田さんがお父さんに頼んで圧力をかけてもらっていたら。
でも何のために…？？

江口「浦田さんに話聞きません？」

えぐの提案で浦田さんを呼び出し事情を聞くことにした。