私の使命は。3

捌拾陸 ページ38

〜Aside〜




無惨「くっ……」







無惨への攻撃も決まり始めている。









竈門「Aさんっ…！そろそろ…！」








次の攻撃は絶対に決める。



私がふたつの心臓を一撃で。そして炭治郎がもうひとつの心臓を狙う。









『月の呼吸 拾肆ノ型』『兇変・天満繊月』

「水の呼吸 拾ノ型」「生々流転」








たとえ返り討ちになったとしても、私は使命を全うする。








全力で鬼舞辻に突っ込んでいく。









心臓にたどり着くまで、何度も攻撃をくらった。致命傷になるものもあるだろう。



最後の力を振り絞る。









無惨「う………」





『ぐっ………』







私の刃と炭治郎の刃は鬼舞辻の心臓をしっかり刺していた。







たお…した…









無惨「なぜ。なぜ…人のために自分の命を捨てる…」







消えていく中で鬼舞辻が私に問う。







『わ…私の………使命は…命をかけて…大切な人たちを…守ることだから…』









ああ。きっともう私は生きられないだろう。




炭治郎は大丈夫だっただろうか。

他の柱、隊員、隠は？



御館様は私を褒めてくれるだろうか。









澤村「A…！！」








大地さんたちが駆け寄ってきてくれる。









『みな…さん…怪我は……？炭治郎は……？』




菅原「無事だよ。みんな無事。だから無理に喋るなっ。」







みんな無事かあ。よかった。








『そう…ですか………。ありが……とござい…ます。』








何だかふわふわしてきた。
もう最期の時なのかな。






澤村「だめだA。ﾀﾋぬな！！」


赤葦「A！」


孤爪「ダメだよ……」









研磨さん、すごい顔してる。







『あはは…私………柱ですよ…？そう…簡単には……ﾀﾋにませ……ん』





『私…幸せ…です』







頑張って笑顔を作る。







「「「A！！」」」









冨岡「こんな所でAをﾀﾋなせる訳には行かない。」





冨岡さんの声。







甘露寺「Aちゃん…！！」








柱の皆さんも全員生きてるみたい。
本当に良かった。







産屋敷「A、そっちへ行ってはいけないよ。」









『おや…か……たさ…ま……』



『わたし…たおしました……』








産屋敷「うん。偉かったね。A」







褒めてもらえた。






隠「ここで治療を行います！急いで！！」

隠「月柱様！！」







もう、、まぶたが、、、、

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