私の使命は。3 (ページ27)

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漆拾伍ページ27

～Aside～

急いでお風呂を上がって約束の場所に行くと
大地さんはすでに来ていた。

…………

夢……だろうか。

自分の好きな人が自分のことを好きだと言ってくれた。

すごく嬉しい///

今絶対顔赤いもん…

澤村「付き合ってくれませんか？」

返事なんて決まってる。

けど

私は鬼殺隊だ。

あと数日でﾀﾋぬかもしれない人間が付き合ってもいいのだろうか。

『私は…』

私は大地さんが好き。

こんなに真っ直ぐに気持ちを伝えてくれたのだ。

ちゃんと返さないと。

深く息を吸い込む。

『私も大地さんのこと、大好きです。』

そう言うと嬉しそうに顔を赤める大地さん。

鬼殺隊のことも言ってしまいたい。

それでも明日必ず知ることになるはず…。

『付き合いたいです、大地さんと。だけど…』

『私が彼女じゃ大地さんは幸せになれないんです。』

澤村「俺はAと一緒に居られるだけで幸せだよ。」

大地さんは優しい。

こんなに素敵な人が私を好きだと言ってくれる。

悲しませたくない。

大地さんは俯く私をそっと抱きしめる。

澤村「理由は、話せないのか？」

『明日、わかると思います。もし明日、私の真実を聞いても付き合いたいって思ってくれたら…』

澤村「分かった。もう1回告白する。」

「こんな時間までごめんな。また明日、A」

大地さんは微笑んでくれた。

『おやすみなさい！』

澤村「おう、おやすみ」

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かしわもち。