私の使命は。3

漆拾壱 ページ23

〜Aside〜









お昼ご飯を食べに潔子さんと食堂へ向かう。









孤爪「A…」









食堂に入ると皆さんの視線が私に集まった。









『ご心配おかけしました。午後からは今まで通り働きたいと思います！！』







赤葦「本当に大丈夫？絆創膏が痛々しいけど…」







『はい！こう見えても私、強いですから！』











見栄を張っている訳でも無理している訳でもない。このくらいの傷は余裕だ。












澤村「強かったとしても、Aは女の子なんだから気をつけるんだぞ？」









大地さんに頭をポンとされる。









『………/////』








もう大地さんは本当に









『こういうこと素でやるのズルいです！！』





澤村「え？あ、嫌だったか…？スマン。」









大地さんが私から離れていく。






そういう事じゃないのに………









『いや、ちがくて、期待しちゃうって言うか…』







澤村「期待？何にだ？」









まあ大地さんが私の事好きなわけないけど。
鈍感すぎますよ。。









黒尾「あーあ。澤村くん鈍感〜」



花巻「そういうことじゃないよね〜？Aちゃん」









周りの人はニヤニヤして私を見てくる。







恥ずかしい、、












『もう！大地さんのバカ！！』







恥ずかしさと色んな感情が混ざって、ついつい口走ってしまう。









『木兎さん！一緒に食べましょう！』









やけくそになって木兎さんの隣に座る。









木兎「おお！食うか！」









大地さんと気まずい感じになってしまった。









完全に私が悪い。



勝手に期待して。



いや鈍感すぎるのもどうかと思うけど！！









仲直りできるといいなあ。

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