私の使命は。3

漆拾 ページ21

〜Aside〜









今から事情聴取を受ける。









しかし









警察「それでは起きたことを話せる範囲でいいのでお願いします。」









『えっと…』








及川「Aちゃん！無理に話さなくていいんだよ？」


北「辛かったやんな？」









こんな調子で、付き添ってくれてる人が過保護すぎて話が進まない。









『気持ちは嬉しいんですけど…警察の方と2人だけにして貰えませんか？』









そう言うと渋々出ていってくれた。









警察「こんなに沢山怪我をおっているのに、どうして、今普通にしているのですか？寝込んでもおかしくないくらいなのに。」









私の話を一通り聞いて、「最後に」と質問された。









『蹴られてばっかりで武器とか使われてないからでしょうか。それと私、鬼殺隊なんです。』






警察「鬼狩り様でいらっしゃいましたか！私も昔、斧を使って戦う鬼狩り様に助けて頂いたことがあるんです。」









悲鳴さんかな。









『そうだったんですね』





警察「はい！あ、そろそろ終わりにしますね。今後も困ったことがあれば駆けつけますので！」





『ありがとうございます』ﾆｺｯ









警察の方が帰ると烏野の1年生のみんなが
代わる代わる抱きついてくる。









日向「A〜！！」






影山「無事で…よかった…」







山口「Aちゃん！(泣)」






月島「本当、心配したんだからね」









蛍くんが最後にぎゅっと抱きしめてくれる。









『ごめんね。ごめんね。』








澤村「Aは何も悪くないだろ」




縁下「謝るのはAじゃないよ。」









2・3年生も続々と部屋に入ってきた。








菅原「生きてるだけでよかったよ」


東峰「Aがいなくなるみたいな言い方するなよ〜」





『…………』







私はいつﾀﾋぬか分からない。



ﾀﾋぬ覚悟なんてとっくに出来ている。



旭さんの言葉に上手く返せない。









清水「午後から練習再開するけどAちゃんは部屋で休んでなね？」



『私参加できます！！』



清水「さすがに休んでないと…」







鬼と戦った時の方が怪我は酷い。
このくらいの怪我は正直全くどうってことない。








『本当に元気ですから！お願いします！』






思いっきり頭を下げる。






潔子さんが渋々「無理しないでね？」と許可を出してくれた。

作者です！→←陸拾玖

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す