私の使命は。2

卌肆 ページ25

上弦の伍の攻撃の特徴はとにかく速さだった。









隠の到着もいつもより遅いため、彼らを守りつつ戦っている。









気を抜くと攻撃をまともにくらってしまいそうで、よけるだけで精一杯。









上弦伍「全然攻撃してこねえじゃねぇか。」







『他の隊士が来てくれるはずです。それまで私は彼らのことを守るだけです。』









そう言うと、鬼は勝ち誇ったように笑った。









上弦伍「それは来ねえよ。下級の鬼をばらまいておいたからなっ！」「他の柱はそっちをやってるだろうな。」









そっか。だから柱も他の隊士も、隠もこないのか。私を倒すために。1人にした。








ありすちゃんみたいなやり方。









上弦伍「俺はあのお方に月柱、お前を倒せって言われてきてるんだ。」




『ええ。そうだと思っていましたよ。』







上弦伍「余裕かよ？それじゃあ俺も本気で行くか〜」









今までのが本気じゃなかった、、、？









上弦伍「あれあれ、月柱さん。どーしました？そこの一般人守りながら俺を倒すのは無理だろうなあ。避けるので精一杯だもんな？」









図星だった。








隠来るの遅くない？








今はそんなことよりどうやって彼らを守るか考えなくちゃ。








私の間合いの内側なら守りやすいけど、私が攻撃をしにくい。









『いいですか、鬼から絶対に目をそらさずに体育館の隅に移動してください。攻撃をくらいそうになったり身の危険を感じたりしたら、大声で私に知らせてください。』








『月島くんは香袋を持っていますよね？ちゃんと握りしめていてくださいね。』









鬼からの攻撃を交わしながら、後ろにいる6人に伝える。









月島「なんで僕の名前、、、」ﾎﾞｿｯ









蛍くんの声は私には届いていなかった。

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