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昨日の呪霊の気配が残っていないか気にしつつ何事もなかったように登校する
虎杖「ふぁ〜あ、あれAは寮に入ってないのか」
欠伸をしながら寮から出てきた虎杖が話しかけてきた
宿儺の器、呪霊の気配に気づかれる可能性があるが、まだ気づいてはないようだ
『うん、まぁね』
虎杖「何で寮に入らなかったの？」
釘崎「それ、私も気になる!」
虎杖「ｵﾜｯ！いつからいたの！？」
釘崎「う〜ん、ふぁ〜あ、辺りから」
虎杖「一番最初からじゃん」
釘崎「で、何で入らなかったの？」
どうするか、まぁ家族関係にしとくか
『弟がいてさ(居ない)、ほら、親が呪霊に殺されちゃってるからさ、面倒見てるんだよね』
釘崎「ごめん、変なこと聞いた」
いや謝られてもこっちも嘘ついてるし、ごめん
『いや、大丈夫だよ』
五条『おっはよ〜一年生諸君集まってるね〜』
虎杖「伏黒がいませんよ？」
五条「え、いるじゃん」
虎杖 釘崎 「え？」
二人が同時に振り返ると真顔の伏黒が立っていた
虎杖 釘崎「うわっ！」
伏黒 恵、禅院家の切り札、宿儺の器同様に気づかれる可能性がある人物
だがそれよりも五条 悟の方が気づく可能性がある人物のため、今は大ピンチである。
五条「あ、そうだ」
五条「水城、新しい呪具を手に入れたよ〜」
『あ、僕も新しい呪具を家で見つけました』
釘崎「探したら呪具がある家ってなに？」
虎杖「いや、ほんとに」
五条「何見つけたの？」
「メリディクション・コリエです」
伏黒、虎杖、釘崎が首をかしげる
虎杖「呪具なのに英語？」
五条「いや、フランス語だよ」
メリディクション・コリエ
フランス語で呪われたネックレス
俺はバックから小さめのルビーが付いたネックレスを取り出す
釘崎「そのネックレス綺麗、付けてみて良い？」
『いいと思うよ、多分だけど』
釘崎「多分って何？！」
五条「付けても問題はないよ〜」
フランスの霊媒師ボラン・ベヤーユ作の呪具
本来は呪霊を寄せ付けないための呪具だがこれに呪霊避けの効果はない
これに込められている呪いは呪法があり、その呪法がなんと限力解放術(げんりょくかいほうじゅつ) つまり、呪霊避けには全く関係のない身体能力をあげる呪法が込められてるわけである
要するに身体能力が上がるネックレスで、ボラン・ベヤーユはアホだったってこと
釘崎「何故その呪法を込めた、ボラン」
五条のメリディクション・コリエについて説明を受けた釘崎の感想に全員が同意した。
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作者名：柏木樹椅 | 作成日時：2021年3月7日 23時
