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第四十九話 ご飯 ページ9

「それじゃ、また明日。」

ちゅーをした後、女子棟に変える私を先輩は玄関まで送ってくれた。
もちろん、手を繋いで。

「はい、また明日。」

そう言って私は手を振る。

背を向けて歩いて行く先輩を少しの間見送って自分も玄関を通った。









ボフンッ

あぁ、疲れた。

ベットの上に転がって枕を抱きしめる。

勉強会だったことを忘れてしまうくらい後半の時間が甘かった。
でも、まぁこれで数学はなんとかなる、と信じたい。

今日だけでどうにかなるとかそんの無理だって分かるけどどうにかなって欲しい。
うん。

難しい問題を解くたびにちゅーをする事になると困るからちゅーの練習でもしようかな…。
今日みたいに長いと息出来ないもんね。

ん?
でもどうやって練習するんだ?

那月?
いやいや。彼氏いるし。っていうか女の子だし!

そう考えると、ダメじゃん!
ちゅーの練習相手なんていちゃダメだよ!!
浮気になっちゃう!!

あああああああ。
どうしよう。
これじゃちゅーが上手にならないよ…!?

ま、いっか。
きっと、経験を積んで上手になっていくんだ。
うん、そうだ。きっとそうだ。


私はそう考えてご飯を食べに食堂へと向かった。









食堂は男女共同。
だから洸葵先輩と合うかもしれない。

食堂に着くとそれなりに人がいた。

「A!」

開いている席がないか探していたら声を掛けられた。
声がしたほうを見るとそこには那月と天宮先輩、そして洸葵先輩がいた。

「橘ちゃんさっきぶりー」

「こんばんわ」

天宮先輩に挨拶をして洸葵先輩の隣に座る。

え?慣れてるって?

だって那月と天宮先輩がとなりだったんだもん!

そりゃ、恥ずかしいけどさ…。

隣とか、嬉しいし…。

「A、何食べる?」

1人で考えていたら洸葵先輩が私に聞いた。

「どうしようか悩んでます」

那月はカレーを食べていて天宮先輩はカツを食べていた。
洸葵先輩はまだ買っていないらしく、財布を持って立ち上がった。

「じゃ、一緒に買いに行こ」

私は立ち上がり財布を持って洸葵先輩とメニューのある方へと歩いた。

第五十話 天宮先輩って那月の事大好きだよね→←第四十八話 ちゅー



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設定タグ:伊東歌詞太郎 , 歌い手 , 生徒会   
作品ジャンル:恋愛
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ムーミン - 歌詞さんがかっこいい・・・。更新頑張って下さい!!応援してます! (2015年2月3日 16時) (レス) id: 77cbea2b9e (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺろんちーの - 葵さん» ありがとうございますっ!これからも頑張ります!! (2015年1月6日 12時) (レス) id: f03bf92228 (このIDを非表示/違反報告)
- 凄く面白いですっ。更新頑張ってくださいね! (2015年1月6日 0時) (レス) id: 8516c91674 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺろんちーの - Fleur(元瞳依)さん» こちらこそですよ!! (2014年12月23日 21時) (レス) id: f03bf92228 (このIDを非表示/違反報告)
Fleur(元瞳依)(プロフ) - ぺぺろんちーのさん» こちらこそ嬉しいです! (2014年12月23日 9時) (レス) id: 7ca11e2155 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぺぺろんちーの | 作成日時:2014年9月10日 22時

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