5タイプ ページ36
拷問室で僕は椅子に座らせられました。
mb「では、もう一度聞こう。何を計画している？」
『だから知らないです！言ったでしょう。僕は革命も、反乱も起こそうとはしていません！』
そう言うと兵士は僕の手足を拘束して、上着をナイフでわざわざ切り裂きました。
お気に入りのパジャマだったんだけどなぁ、と床に落ちたボタンを見て少し悲しくなったのを覚えています。
そして、兵士はムチとナイフを片手に僕に尋問を始めました。
僕はいつも『知らないです。分からないです。』
と言いました。だって本当に分からないから。
ずっとそんな押し問答が続きました。
兵士の納得する答えが出ないため、僕は胸と背中をムチで叩かれました。
お腹はナイフで切りつけられ、気を失ったらバケツに入った冷たい水を浴びさせられて無理やり起こされました。
ピリピリと胸の傷が痛んだ。
ムチのあとは今もミミズ腫れで体に残っています。
ジュクジュクと腹が痛んだ。
治りかけが1番辛かった。膿が出て、不衛生な拷問室の中で感染症がおきませんようにと願った。
背中がムチで打たれる度に叫びました。
何度も何度も何度も何度も何度も。
なんて叫んだかなんて覚えていません。
でも喉が枯れてしまうまで叫んだ。
自分の悲鳴が部屋に響いて耳に入り、気が狂いそうだった。
拷問室へと連れていかれてから1週間ほどですかね。
兵士がついにしびれを切らして僕に言ったんです。
mb「本当に知らないのか？」と。
髪からポタリポタリと水が垂れ、傷が痛み、意識が朦朧とする中、僕はかろうじて『はい。』と答えました。
でも兵士が欲しかった答えではなかったようで、
mb「そうか。嘘をつくこんな口、いらないよな？」
そう言って彼は僕の腕に注射しました。
あれはきっと麻酔の類だったのでしょう。
意識はありましたが今まで痛かった痛みが消え、まるで魔法のようでした。
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Nanaki(プロフ) - ノエルさん» 完結させて頂いた！！コメントありがとうございます！ノエルさんのその一言が次の作品を書く意欲につながります！ (2019年11月17日 23時) (
レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - なみだめさん» おめでとうコメントをありがとう！なみだめさんを楽しませることができて嬉しい！！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - mo4さん» mo4さんのコメントで更新頑張れました！読んで頂けたうえに面白いと言っていただけて幸せです。ありがとうございます！！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - あめさんさん» しっかり読んでくれてありがとうございます！命令系敬語がすき...同士ですね！？いやこれ同士だわ。(確信)次の作品ももし良ければ読みやがれ下さい！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - yukinaさん» ありがっと！次の作品もよろしくです！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nanaki | 作成日時：2019年11月2日 2時
