とうぇんてぃーふぁいぶ ページ30
会議室につくと、エーミール様が紅茶を皆さんに入れ始めた。
幹部の方は入れてもらう側だとばかり思っていたが、そうではないらしい。
shp「あの、俺、昨日無神経すぎたなって。謝りたかったんです。昨日はすみませんでした。」
その言葉に僕は首を振る。もちろん横に。
『いいえ、そんなことは無いです。謝らないで下さい。むしろ気になったのですから、聞きたくなってしまうのも当然です。』
僕の前に紅茶が置かれ、それをゆっくりと飲み干す。
エーミール様をチラリと見ると、彼もこちらを見ていた。パチリと目が合う。
『とても美味しいです。エーミール様は紅茶を入れるのがお上手なんですね！！』
と手話で伝えると、とても嬉しそうにしてくれた。
gr「それでは。Aさんが隠していることについて教えてもらいましょうか。」
『あの、もう軍の人間なので「さん」つけなくていいですよ？それに、いつもどおりの喋り方で大丈夫です。それ、本当は慣れていないのでは？』
gr「...！よく分かったな。それではそうさせてもらおう。」
tn「なあ、辛いんやったら話さなくてもええんやで。」
『いいえ。話すと決めましたから。余り面白くないですけど、伝えるのに時間がかかると思いますけど、宜しいですか。』
rb「当たり前やろ。んで、手話訳すん大変やし、かと言って筆談は時間かかるからコレ使ってーや。」
と言われ、ノートパソコンを頂いた。
ch「これ、パソコンに打った文字ここに映るので。」
そう言われて「あああああ」と打つと、確かに会議室のプロジェクターを通してスクリーンに反映されている。
すごい...
打った「あああああ」を消して、文を打ち込む。
『隠していること、と言うと、僕の足のことでしょうか。それですと僕の生まれた時から今までを話さなければいけません。』
会議室は静かになり、僕のパソコンを打つタイプの音だけが響き、幹部のみなさんは打たれる文字を真剣な目で追っていた。
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Nanaki(プロフ) - ノエルさん» 完結させて頂いた！！コメントありがとうございます！ノエルさんのその一言が次の作品を書く意欲につながります！ (2019年11月17日 23時) (
レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - なみだめさん» おめでとうコメントをありがとう！なみだめさんを楽しませることができて嬉しい！！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - mo4さん» mo4さんのコメントで更新頑張れました！読んで頂けたうえに面白いと言っていただけて幸せです。ありがとうございます！！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - あめさんさん» しっかり読んでくれてありがとうございます！命令系敬語がすき...同士ですね！？いやこれ同士だわ。(確信)次の作品ももし良ければ読みやがれ下さい！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - yukinaさん» ありがっと！次の作品もよろしくです！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nanaki | 作成日時：2019年11月2日 2時
