せぶん ページ12
コネシマ様は意外と読書家だ。
と、言うのが今話していての感想だ。
本を買った後、僕達は公園へ移動してベンチに座った。
コネシマ様にはベンチの端に座ってもらい、僕はベンチの傍に行く。
kn「取り敢えず、△△と〇〇は置いといて、これ！読んだ！？」
そう言っていそいそと彼はショルダーバッグから本を取り出した。
！！それは△△の作者の前回出した神小説だ！？
スケッチブックに急いで書く。
『持ってます！もしかしてこの作者さんのファンですか？』
kn「おう！この人の書く繊細な文好きやねん。でもどこの古本屋行っても××は売ってへんねん...」
おかしいな。この方は成人男性のはずだが犬の耳としっぽが見える。
まるでチワワのようにしょげている。
僕はそっとスケッチブックにペンを走らせる。
『あの、僕持ってます。もう何度も読みましたし、あげますよ。』
kn「え、でももう絶版になったやつやで！？ええんか？？」
『もちろん。これも何かの縁でしょう。それに、コネシマ様と話すのはとても楽しいです！』
kn「...！そうかぁ、そうかぁ。」
噛み締めるように何度も「そうかぁ」と呟くコネシマ様。
kn「よっしゃ、じゃあいつまでも「音楽家さん」やとアレやし、名前教えてくれへん？」
そこで自分が名乗っていないことに気づいた。
やばい。これはかなり失礼なことをしていた。
『僕はA・サクリフィスです。もう知っているとは思いますが、1週間に1度、色々なところで演奏会を開かせていただいています。楽器は足を使うもの以外なら何でも扱えますよ。』
kn「へえ！Aっちゅーんか。よろしくな！俺は我々国の近接部隊総隊長やっとる。なあ、もし良かったらなんやけど、俺まだお前と話したいし、今日は軍にこーへん？美味い夕食ご馳走したるで。」
突然すぎる。それが顔に出ていたのか、
kn「やっぱ無理やんな...」
とまたしょんぼりした顔で言われる。
僕は慌てて、
『行きたいのは山々ですが、今日は...。僕、足が使えないのでお手伝いさんと一緒に住んでいるんです。なので、また誘って頂けますか？』
kn「当たり前やん！またと言わずに、すぐやで！せやな...次の演奏会ん時とかどうや？それなら俺も軍に話通しておけるしな。」
『お手伝いさんにも言っておきます！誘ってくれてありがとうございます！その時に本持っていきますね。』
kn「ええんやで。俺が喋りたいだけやし。今日はありがとうなぁ。」
『こちらこそ。また。』
kn「おう！」
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Nanaki(プロフ) - ノエルさん» 完結させて頂いた！！コメントありがとうございます！ノエルさんのその一言が次の作品を書く意欲につながります！ (2019年11月17日 23時) (
レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - なみだめさん» おめでとうコメントをありがとう！なみだめさんを楽しませることができて嬉しい！！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - mo4さん» mo4さんのコメントで更新頑張れました！読んで頂けたうえに面白いと言っていただけて幸せです。ありがとうございます！！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - あめさんさん» しっかり読んでくれてありがとうございます！命令系敬語がすき...同士ですね！？いやこれ同士だわ。(確信)次の作品ももし良ければ読みやがれ下さい！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - yukinaさん» ありがっと！次の作品もよろしくです！ (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nanaki | 作成日時：2019年11月2日 2時
