しっくす ページ11
朝。
8時に起きたらまず僕はベットの脇にある車椅子に乗る。
1人で乗れるようになったのはここ最近だ。
成長できてる!僕!!
...自分を自分で褒めないとやってられない。
まあそんな感じで朝からテンションをおかしくしながら居間へいく。
ムジカ「おはようございます。朝ご飯は昨日の残りのシチューと、奮発してひとらん印の米粉パンですよ。」
ひとらん印。そう、それは幹部のひとらんらん様が直々に育てている作物を使った食品を売る店。
特に米粉パンは僕のお気に入りだ。
もちもちしていて、ふんわり甘い味がする。
噛めば噛むほど甘くなり、いつの間にかお皿から消えているのだ。
つまり美味しすぎるってこと。
いそいそとテーブルにつき、ムジカさんを待つ。
ムジカ「お待たせしました。では、頂きましょうか。」
「「いただきます。」」
シチューは人参がさらに煮込まれて美味しくなってる!!
パンは安定して美味しい!!!
幸せだなぁ。
ーーーーーーーーーーーーー
昼。
僕はお昼ご飯を食べない。全くお腹が減らない。そういう体質なのだ。
それを活かして城下町に出かける。
僕はこの国に来てまだ3年たったかどうかだが、常連になれたようで、街につくと色々な人から声を掛けられる。
「やあA!どうだい!今日は人参が安いよォ」
「この間の酒場での演奏会、よかったぜ!また頼むわ。」
ペコペコと頭を下げながら市場を通る。
すると本屋の看板が目に入る。
「新作の本を入荷しました。」
! 新作の本...気になりますね。
もちろん人参を買った後、書店へ向かった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
カランカラン、と音を立てて扉を開ける。ここの本屋の店長は男性なのに声が高いのが恥ずかしいようで、余り喋らない。
ぺこりと頭を下げて新作コーナーへ向かう。
すると、昨日会ったコネシマ様がいた。
...本を読むのか。あの体育会系な方が。
いや、これは偏見だろう。
ジッと視線を送ってるのは失礼だと気付いたが時すでに遅し。
コネシマ様は視線を感じたようで此方を振り返った。
目が合う。ばちこり。
急いでスケッチブックを出し、
『こんにちは』
と書いて見せる。
kn「おお、昨日ぶりやな!いやー気づいたらおらんくてびっくりしたわー。もしかして音楽家さんも新作買いに来たん?」
『はい。△△と、〇〇を。』
kn「俺もそれ買いに来てん!!ちょ、語り合いたいわ。俺今日非番やから、このあと話そ!?」
『もちろん。』
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Nanaki(プロフ) - ノエルさん» 完結させて頂いた!!コメントありがとうございます!ノエルさんのその一言が次の作品を書く意欲につながります! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - なみだめさん» おめでとうコメントをありがとう!なみだめさんを楽しませることができて嬉しい!! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - mo4さん» mo4さんのコメントで更新頑張れました!読んで頂けたうえに面白いと言っていただけて幸せです。ありがとうございます!! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - あめさんさん» しっかり読んでくれてありがとうございます!命令系敬語がすき...同士ですね!?いやこれ同士だわ。(確信)次の作品ももし良ければ読みやがれ下さい! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - yukinaさん» ありがっと!次の作品もよろしくです! (2019年11月17日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nanaki | 作成日時:2019年11月2日 2時