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あれから5日後、約束の日がやってきた。
連れてこられたのは路地裏の小さな店。看板やら柱やらに、暖色系のライトがふんだんに使われている。
「···レストランには見えへんな」
『そう！おしゃれすぎてレストランとは思えないでしょ？』
すごくおいしいのよ、と楽しそうに言うAさん。ふわふわとした足取りで店内に入るAさんに続き、俺も足を踏み入れる。
《いらっしゃいませー···って、あ！》
『お久しぶり〜』
《Aじゃん、久しぶり！来るなら連絡してよー》
Aさんを呼び捨てし、へらへらと笑う長身の男。Aさんとどんな関係なのかは知らないが、なんとなく腹の底が見えなそうな男、という印象だ。
『ごめんごめん。普通に忘れてた』
《ははっ、ひでぇ。ちなみにお隣の子は？》
『律くんよ、堂安律くん。昔からよくうちのお店に遊びに来てくれてる子』
《ああ、例の彼ね。俺、Aの幼馴染の板倉滉です。滉って呼んで。よろしく》
「···っす」
恭しく差し出された右手に、嫌々ながら俺も右手を出して応じる。
そのときAさんが隣で突然あっ、と声をあげた。
『そういえばこーちゃん、最近新メニュー出したんでしょ？』
《そそ。ぜひ食べてって！》
『もちろんよ。律くんは何がいい？』
「じゃあAさんと同じやつで」
《了解。じゃ、お好きな席にどーぞ》
目を細めて笑うコウさん。
俺に向けられたそれに光は無かった。
俺は負けじと彼の瞳の奥を覗き込むように睨み返す。
幼馴染だろうがなんだろうが関係ない。絶対に俺があんたより先に、Aさんを振り向かせてみせる。
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茜屋(プロフ) - こあくまさん» うおおおありがとうございます！更新お待たせしました🙇 (2023年2月17日 18時) (
レス) id: 556e637f1a (このIDを非表示/違反報告)
こあくま - あ更新ｷﾀｱｱｱ最高ですねありがとうございます (2023年2月17日 17時) (レス) id: 9dbda582fa (このIDを非表示/違反報告)
茜屋(プロフ) - こあくまさん» どうなんでしょうか···🤔非公開で保存してるからかしら？？ (2023年2月14日 22時) (レス) id: 556e637f1a (このIDを非表示/違反報告)
こあくま - 不具合なのかわかりませんが、更新の文字あるのに1話以降が出てこない...。 (2023年2月14日 19時) (レス) id: 9dbda582fa (このIDを非表示/違反報告)
茜屋(プロフ) - チェヨン🐰⚽️さん» ありがとうございます！頑張ります💪💪 (2023年1月8日 20時) (レス) id: 556e637f1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茜屋 | 作成日時：2023年1月8日 16時
