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狂愛 Ran.T ページ31

「あぁいいわ、その顔たまんないね」


そう言って目の前の藍くんは薄ら笑いを浮かべた。
それと対照的に、私の視界は涙で滲み、表情はぐしゃぐしゃに歪んでいく。

好き、可愛いと言われながら首を絞められ続けているこの状況。
意識が飛びかける直前に手を離され、ようやく呼吸を許されたかと思えばそれも一瞬だけで、またギリギリまで首を絞められるの繰り返し。


もうこの際このまま息が止まるまで絞められていたほうが楽になれるかな。
私は体の力を抜いて、そっと目を閉じた。



その直後、首の圧迫感が消えた。
ゆっくりと目を開けてみれば、そこには私を心配そうに見つめる藍くんがいた。


「よかった、Aちゃん生きてた···」



彼は安堵したように呟いて、私をぎゅっと抱きしめた。

私は息を整えて、藍くんの腕から抜け出した。



『藍くんは私をどうしたいの?』

「どうしたいって?」

『あんなふうに私の首絞めて楽しそうにしてさ、こっちはめっちゃ苦しくて痛くて、冗談抜きで死にかけてるんだよ。何、私のこと殺したいの?』

「なんで、そんなわけないやん。俺はただAちゃんの可愛い顔が見たいだけ」

『···そっか。藍くんにとっての私の"可愛い顔"って、ああいうときの顔なんだね』



藍くんは私が次に言わんとしていることを察したのか、私の手首を掴んで眉を下げた。


『私もうあんなに苦しみたくない。限界だよ』

「待って、考え直してよ。俺そんなの嫌だ···」

『ごめん、もう心に決めてるから』



私は右手の薬指にはまっている指輪を外して、藍くんの手を振りほどいた。



『今までありがとう、藍くん』





"さようなら"

_ Masahiro.S→←_ Tomohiro.Y



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茜屋(プロフ) - タカハシナツコさん» こちらこそリクエストありがとうございました!嬉しいお言葉もありがとうございます✨💞これから短い間ではありますが今後ともよろしくお願いします🫡 (5月1日 8時) (レス) id: 556e637f1a (このIDを非表示/違反報告)
タカハシナツコ - リクエストにこたえて、いただき本当にありがとうございます。とても良かったです。リクエストに2つも、書いてくださり、本当にありがとうございました。嬉しかったです。頑張って下さい。応援しています。更新、楽しみにしています。 (5月1日 7時) (レス) id: 9dcc40d861 (このIDを非表示/違反報告)
茜屋(プロフ) - noaks3814さん» かしこまりました🫡リクエストありがとうございます!! (4月22日 21時) (レス) id: 556e637f1a (このIDを非表示/違反報告)
noaks3814(プロフ) - 初コメ&リクエスト失礼します 狂愛の小野寺選手バージョンで夢主が堕ちちゃうパターンがみたいです (4月22日 20時) (レス) @page32 id: 07d42dee40 (このIDを非表示/違反報告)
茜屋(プロフ) - かえでさん» リクエストありがとうございます!内容はいかがいたしましょうか🤔? (4月22日 7時) (レス) id: 556e637f1a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茜屋 | 作成日時:2023年10月8日 22時

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