検索窓
今日:44 hit、昨日:19 hit、合計:59,987 hit

いじわる Ran.T ページ2

休日の朝9時。藍くんを起こしに寝室へ向かう。


『藍くーん。藍くん起きてー。朝だよ』


軽く腕を叩いてみても全く起きる気配がない。

タオルケットの上から彼に馬乗りになって、肩を強めに揺すってみる。


『藍くん起きてってば。おーきーろー···ぅわッ?!』


急に視界が激しく揺れたかと思うと、次の瞬間にはさっきまで下にいたはずの藍くんが私の上に跨っていた。

少し骨ばった大きな手が私の手首を掴んで離してくれない。


藍くんは私の顔をひとしきり眺めると、意味ありげに口角を上げて耳元に顔を近づけた。


「朝っぱらから俺の上に乗っかるとかいい度胸してんじゃん。ねぇ、Aちゃん?」

『ッ!』


藍くんの少し掠れた声が、私の右耳の鼓膜を震わせた。
突然のことに思わず体が反応してしまう。


「あれ、耳弱いの?息荒いし、顔も真っ赤やで」

『弱く、ないもん···っ』

「そう?でもAちゃんの腰、さっきからすごいびくびく動いとるけど。体は正直なんやね」


ふふっ、という意地悪そうな笑い声と共に、片方の手の指先で腰のラインをゆっくりとなぞられる。

その感覚がまた刺激となって、体全体が波打った。

脳の奥がビリビリして、もうおかしくなってしまいそう。


『らんくん、もっ、やめ、て···ッ!』

「···やぁだ」



その後10分ぐらい私はベッドの上で藍くんに両耳をいじめ抜かれ、身も心もすっかり蕩けきってしまった。







(requested by ほか様)

キス Tomohiro.O→←幼馴染 Taishi.O



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (104 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
373人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

茜屋(プロフ) - タカハシナツコさん» こちらこそリクエストありがとうございました!嬉しいお言葉もありがとうございます✨💞これから短い間ではありますが今後ともよろしくお願いします🫡 (5月1日 8時) (レス) id: 556e637f1a (このIDを非表示/違反報告)
タカハシナツコ - リクエストにこたえて、いただき本当にありがとうございます。とても良かったです。リクエストに2つも、書いてくださり、本当にありがとうございました。嬉しかったです。頑張って下さい。応援しています。更新、楽しみにしています。 (5月1日 7時) (レス) id: 9dcc40d861 (このIDを非表示/違反報告)
茜屋(プロフ) - noaks3814さん» かしこまりました🫡リクエストありがとうございます!! (4月22日 21時) (レス) id: 556e637f1a (このIDを非表示/違反報告)
noaks3814(プロフ) - 初コメ&リクエスト失礼します 狂愛の小野寺選手バージョンで夢主が堕ちちゃうパターンがみたいです (4月22日 20時) (レス) @page32 id: 07d42dee40 (このIDを非表示/違反報告)
茜屋(プロフ) - かえでさん» リクエストありがとうございます!内容はいかがいたしましょうか🤔? (4月22日 7時) (レス) id: 556e637f1a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:茜屋 | 作成日時:2023年10月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。