偶然に重なった手と手season２【ＥＩＧＨＴ】 (ページ1)

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翌日ページ1

夜、唯と同じ部屋で寝た。
唯は、何も言わんかった。
気になることめっちゃあるはずやのに。
朝も、何も言わん。
唯のこういうところが好き。

唯母「Aちゃん、ちゃんと寝れた??」
あ「はい!」
唯「ぐっすりやよなｗ」
唯母「Aちゃんこれからどうするん??うちはいつまで居ってくれてもかまへんけど」
あ「ありがとうございます。でも、そういうワケには行かないんで…とりあえず、父が見つかるまでよろしくお願いします」
唯母「ええよ!」
唯「A今日学校休む?」
あ「ん?行くよ」
唯「そか。無理せんといてな」

唯も、唯のオカンも優しい。

学校に着いてから、いつもと同じ様にしとった。
まだ、皆あたしのオカンが殺されたこと知らんみたい。
唯は、１日あたしの隣に居ってくれた。
学校に居る時間は、楽しかった。
いつもは長く感じる授業さえ、今日は早く感じた。

放課後になり、章ちゃんを迎えに行く。
流石に、部活まで唯と一緒に居るワケ行かんかったから帰りは待ち合わせすることにした。

あ「失礼します」
章「あーちょっとごめんな?待っとってー」
あ「はい」

今日は、ちょっと早めに行ってしまったこともあり章ちゃんと先生は何か話ていた。
５分後、章ちゃんが出てきた。

章「じゃ、行こっか!」
あ「はい」

章ちゃんと２人で話しながら部室へ向かう。
今日は、カメラは回っていなかった。
不思議に思っていると、章ちゃんから思ってもいなかった言葉を聞かされた。