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声の近づく方を２人で見つめる。
するとそこには、部屋着で、髪もボサボサで、眼鏡もかけて息を切らしている "彼" が。
…そう、ないくんだ。
…………今更来ても遅いのに
「A…！……ｯごめん…！俺…Aに甘えてたよな…」
彼は息を整えながら続ける。
「…Aは、優しいし可愛いし……良い所とか一杯あるし………だから…Aならわかってくれる…って、勝手に思って…」
段々と彼の瞳が滲んでいくのがわかる。
そしてついに、彼の頬を水が伝った。
「俺は……ほんとに馬鹿で………誕生日も忘れてるし……Aが…喜んでくれるようにって、それだけを望んでたのに……結果、辛い思いばかりさせちゃって……」
許してくれなくていいから、謝らせてほしい。
彼はそう言って、 "ごめん" を連呼する。
だが、私は１つ、引っ掛かっている所があった。
「…ねぇ…ないくん……」
彼はこちらを見る。
「…なんで……私に喜んでほしかったの、？」
彼は少し頬を染めて目を見開くと、本当はちゃんとした場所でやりたかったんだけど、と言って片膝をつく。
そして彼は私の手を取る。
「………俺は……君と一緒に生涯を送りたい」
「結婚してください」
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りんごあめ - コメント失礼します。めちゃくちゃ面白くてコメントしたくなっちゃいました。これからも頑張って下さい。応援してます！ (12月30日 23時) (
レス) @page31 id: b7103bc41b (このIDを非表示/違反報告)
きらり＠クリスマスが楽しみっ！(プロフ) - 面白いです!最新頑張ってください!応援してます! (12月13日 14時) (レス) id: 3d838576f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：傘瑠羽 | 作成日時：2023年12月2日 12時
