【stpr】エゴサしたら先輩拾った

頼むから、誰か保護者連れてこい ページ8

今回も引き続きリクの別視点です
「のの」さんありがとうございました！



店員視点


『次何とる？りいくんあざとく言ってみて』

莉「お、俺！？」

『さん、にー、いち、はいっ』

莉「せっ、せんぱーい、俺あのぬいぐるみがいいなぁ。とってぇ」

こ「おぉ、あざとーい」

『あざとーい』

莉「ねぇ、はずいからやめて！？w」

クレーンゲームの一角で楽しそうに笑いあう顔面国宝三人組

そこで笑ってくれる分には構わない

むしろ目の保養だからありがたいくらいだ

しかし、それでも尚1つ言わせてもらいたい


「景品の取りすぎは当店の営業危機を招きかねませんのでおやめください・・・！！」


『え、あ、ごめんなさい』

俺が大量に景品を取られた悔しさをその一言に込めて言うと、主犯格さんは意外にも素直に頭を下げた

え、あ、こちらこそすみません

思わず俺も頭を下げそうになったのはその顔面偏差値の高さからだろうか

女性以外の二人も凄く顔が整っていて、通り過ぎる人は二、三度振り返って見ている

なんだか俺のほうが悪いことをしているような気分だ

こ「もー、先輩がそんなにとるからまた怒られちゃったじゃん」

『ごめんごめん、また別のとこにいこ』

待って"また"、って言った？"また"って

なんとなく想像はしてたけどこの人たちゲーセンつぶし常習犯？

はぁ・・・、と小さく溜息をつくと小柄な男性が女性の手を引く

莉「じゃ、怒られちゃったことだし俺とケーキかなんか食べよっ」

ねっ、ねっ、と体を揺らす男性はだれがどう見ても可愛い

こ「む・・・」

そしてさりげなくボッチにされたもう一人の男性は拗ねて頬を膨らましている

『んふふ、そーだね。ころんもケーキで大丈夫？』

こ「！うんっ」

しかし女性がたった一言、質問を投げかけると見る見るうちに目を輝かせて空いているほうの片手を握っていた

まるで魔法使いのよう

呆気にとられる俺を前に、女性は再度こちらに会釈してその場を去った

・・・なんだったんだろう







ーーー
なんか思ったよりも短くなってしまったので、次回はこの後のことを別の店員さん視点でお送りします

そして今日の朝昼ご飯はガチでアイスでした
何か食べようとは思うんですけどゲームが楽しい・・・！
ゲームの合間に文章書いてます、はい(最低)

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