【stpr】エゴサしたら先輩拾った

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それから数分

無事に家につくことは出来たのだが現在進行形で僕はメンバーに疑われている


莉「えー、それでは。場合によってはガチの裁判になる裁判を始めます。検察官は俺ら全員。尋問始め！」

る「あの、さっきこの子がパパって言ってましたけどそれは本当なんですか？この子のお父さんなんですか」

こ「いや、違くて、その、これには深い事情と誤解があって・・・」

な「ころちゃん、見捨てたりしないから言ってごらん。誰をそそのかして捨てられたの？」

こ「そそのかしても捨てられてもないからっ」

さ「俺はころんにどんな性癖があろうと見捨てたりしない。絶対にだ。だから、だから安心して言え・・・！」

こ「違うんだってぇぇぇぇぇ！！！」




悲痛な叫び声をあげる僕をよそに先輩は莉犬くんの服の裾を引っ張る

『ねーねー、ハーゲンはー？ハーゲンまだぁ？やぎがね、ハーゲンくれるって言ってたの』

莉「やぎ・・・？えっと、ころちゃんのことだよね」

突然のやぎ呼びに驚きながら莉犬くんが問いかければ体を左右に揺らしながらAは頷く


『うん、あとやぎはパパじゃないよ』

莉「え？」

困惑する莉犬くんに考える暇を与えずAは続ける

『やぎはね、おじさん！ちょうどお家にきてたの』


莉「そ、そうなの！？ころちゃん、ほんと？」

混乱が収まらない莉犬くんの問いかけにとりあえず話をあわせておく

こ「あ、うん。この子のお母さんに子守り頼まれてて。けど端からみたらただのロリコンだから呼び方変えてもらってたの」

ロリコンと勘違いされるのが嫌ってとこ以外は全部違うけどね、なんて心の中で付け足しながらも言い切れば皆安心したように肩の力をぬく



ジ「よかったぁ。メンバーが誘拐犯になったらどうしよって思ったわぁ」

る「うんうん。僕もてっきりころちゃんがそっち方面の性癖を抱えたのかと焦っちゃいました」

さ「お嬢ちゃんも面倒ごとに巻き込んでごめんな。お詫びとしてあとでハーゲン奢ってやるよ」

『やたー！！』


そして翌日、嬉しそうに笑う先輩の幼児化が解けて僕が先輩に変な目で見られたのは言うまでもない





ーーー
今回のリクが2パターンでのご依頼だったのですが２つ一気に書くと長くなりそうなのでもう1パターンはまた次回にさせて頂きます。すみません
ご理解のほどよろしくお願い致します(_ _ )

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