【stpr】エゴサしたら先輩拾った

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『手っ取り早く今の彼女と別れる方法を聞きたいとかならギリ答えられるよ』

ぱちん、とウィンクを決めながら先輩がそういったけどその必要はないので全力で断る

こ「いや、先輩こそ相談あるでしょ。先輩の家燃えてなくなってた」

ん、と後ろのほうを指差して言えばAは目を丸くした

まるでなぜそれを、とでも言いたげな顔で

『燃えたけどなんで知ってんの？誰にも言ってなかったんだけど』

こ「ネットニュースに流れてた。火元不明の火事が起こったって。」

案の定尋ねてきたので、僕がスマホの画面を見せると納得したようにうなずく

いや、なんで妙に納得してるの

焦ろ、とは言わないがせめてもう少し混乱しといてくれると現実味がわくんだけど・・・

僕がそんなことを考えているなんて知らないAは空を見上げてのんびり日光浴をしていた

あの、そんな今日もいい日だなぁ、みたいな顔されてもこれまでの経緯知ってると何も言えないんですけど

とりあえず先輩が何も言わずにのほん、としているので僕が口を開く

こ「その家が先輩の家だったから心配で見に来たの」

つん、とそっぽを向くと頭を撫でられる

『そっかそっか。心配してくれてありがとね』

こ「ちょっとやめてよ。そんなに心配してた訳じゃないし・・・。
てか先輩これからどうすんの。家ないんでしょ」

ちょっと恥ずかしくてその手を払うとくすくす笑い声が聞こえてきた

そんなに笑わなくても、と少しにらむと落ち着いたのか話をつづけた

『うーん、そこなんだよねぇ。部屋借りたら私多分エブリデイもやし生活始まる』

まぁでしょうね

家と同時にお金も燃えたと考えていたのでそこらへんは想定内だ

ふむ、と頷き今からいうことにやや緊張しながら口を開く

こ「だったら、僕の家来なよ。先輩を養うくらいのお金はあるから」

さすがに承諾しないかな、なんて思って先輩の目を見ると凄くうるんでいた

嫌だったのかな、と思って後々聞いてみたら辛いことがあった後に人のぬくもりに触れて感動したらしい

やっぱり先輩は可愛い・・・のかもしれない






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外伝の更新頻度カスと言いつつ早速更新しているのは、ランキングに乗ってる子から更新したくなる心理によるものです
他の子も更新しますよ、はい

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