【stpr】エゴサしたら先輩拾った

エゴサをしたら先輩拾った ページ2

ころんサイド



ある日エゴサをしようと思ってスマホを開いたら


「千代田区にて家一軒が全焼する火事。その火元とは」


とある火事の話が取り上げられていて


『マフィンが、あ、いや、えっと、マフィンを焼いていたらオーブンが故障して』


先輩が載っていました


なんで？？





・・・なんて、悠長にそんなことを思っている暇はないので靴を履いて家を出る

家一軒が全焼、しかも先輩の実家はあそこ

つまり先輩は今家がないのだ

途中でタクシーを拾い現場まで行くと、とぼとぼ歩く先輩の後ろ姿を発見した

こ「せんぱ」

『づらいぃぃぃぃぃぃ！！』

声をかけようとするとその奇声で遮られた

周りの人も冷たい視線を送っている

それに気づいた先輩が慌てて口をつぐみ、通行人たちもある程度散ったので改めて近付き肩をたたく

『んぁ？どしました？・・・って、あっ！！』

振り返った先輩は

こ「人の顔見て急に叫ばないでよ、煩いから」

『ちょ、え、ころん何でいるの？先輩に相談？何でも言ってごらん！』

家が燃えたというのに僕に悩みがないのか聞いてくれるいい人なんだけど

『手っ取り早く今の彼女と別れる方法を聞きたいとかならギリ答えられるよ』

思考回路も含めてやっぱり変な人





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明日からぼちぼち外伝の更新も頑張ります
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