マフィン36 ページ38
数日後
ころんサイド
こ「ふぁ・・・」
朝欠伸をして起き上がると隣には小さく寝息をたてるAがいる
寝ている時は静かだからいつもよりも可愛く見える
・・・なんて言ったら調子に乗るから絶対に言わない
なぜか先輩にべ、ってしてベッドから抜け出した
こ「たぴちゃーん、お眠なのー？」
「わふ・・・」
白いもふもふの塊、たぴちゃんを膝上で撫でながらAを待つこと数分
『はよー、ころーん』
ぽてぽてとAがこちらに歩いてきた
寝起きだからまだとろん、とした目に頭の上でぴょこん、と跳ねる寝癖
寝癖一つでさえこの人にかかれば愛らしく見えるのだから不思議だ
そんなことを思いつつAにコーヒーとミルク、砂糖を差し出し席に座るよう促す
こ「はい、Aはブラックのまま飲まないでしょ？」
『うん、飲まないし飲めない』
Aは、かたりと椅子を引いて座った
すると僕の膝の上で眠そうにしていたたぴちゃんがそれを聞いて先輩の足元に駆け寄る
「わんっ」
『わぁ、可愛いねぇ〜』
たぴちゃんに足の回りをぐるぐる回られて嬉しそうに抱き抱えようとする先輩
慌ててそれを阻止してたぴちゃんを抱き抱える
こ「たぴちゃんは僕のたぴちゃんだから先輩ダメ！」
『やだ！今先輩はころんの服着てるから実質ころんだもん！ころんだから先輩もたぴちゃん抱っこする！』
こ「だったら新しい僕の服きてる僕の方がころんだし！」
『だったらだったら！ころんよりもたぴちゃんになついて貰えてる先輩の方がころんだし！』
こ「いやいやいや！だったら僕の方がーーー」
我ながら意味の分からない議論を続けること三十分
ついに、ついに先輩がおれた
『くぅっ、分かったよ、ころんの方がころんだと認めよう！』
まるで本来は自分がそうであったかのように語るA
こ「いや、当たり前でしょ」
僕がころんなのでそう返すとAは頬を膨らませる
『だってたぴちゃん抱っこしたいんだもん』
あ、そういや事の発端それか
構って貰えて気がすんだのでたぴちゃんを腕から解放するとAは一目散にたぴちゃんに駆け寄った
『ふぁぁっ！可愛いね、たぴちゃんっ！ころんが独り占めしたいのがよく分かる！好き！』
いや、僕が独り占めしたかったのはたぴちゃんだけじゃなくて、先輩も
伝えたくても伝えられない
それが言えるのは何ヵ月後だろうか
先輩が最後たぴちゃんに向けて言った言葉に嫉妬しつつそう考えた
ーーー
Oh,realy？な回
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夜鳥 - 娘!?先輩は作者さんの娘何ですか!?...娘さんを私にくださいw (8月18日 3時) (
レス) @page45 id: c53ad5add7 (このIDを非表示/違反報告)
バナナ - あの、私「るぅとくんと三葉に愛される」と言う話を書いているものなんですがよければお友達になりませんか？貴方の作品すごく面白いです！ころんくん推しなのでサイコーです！お友達の件お願いしますﾍﾟｺｯ(*´꒳`*)返信お願いします。 (2021年12月30日 16時) (レス) @page21 id: 8d59bbf8ba (このIDを非表示/違反報告)
傘 - めちゃ面白かったっす (2021年12月20日 13時) (レス) @page40 id: 2021a0a852 (このIDを非表示/違反報告)
迷い猫 - 飴美味しいよネ！一生食べれる (2021年10月1日 7時) (レス) @page26 id: 0f483562a2 (このIDを非表示/違反報告)
猫だと被る。じゃあどうしろと！？(プロフ) - 立花紬さん» ありがとうございます！ツボっていただけたら何よりです(・ω・＊) (2021年9月22日 15時) (レス) id: 796c9c4082 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫だと被る。じゃあどうしろと！？ | 作者ホームページ：http://hono
作成日時：2021年4月7日 16時
