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「A飯は」
授業が終わると、早速お昼ご飯の予定を聞いてくる風磨
その他に聞くことはないのかと思う
「今日はなんも持ってないよ」
「俺も〜、学食行く?」
「うん」
こんなふうに、2人で当たり前のように並んで歩いて
当たり前のようにご飯を一緒に食べて
当たり前のように隣に居る
そんな生活も、いつまで続くか分からない
だって風磨には、"好きなやつ" が居るのだ
「お、ふーま」
同じ学部の友達に声をかけられ、いつものように軽く手を上げて挨拶する風磨
「お前ら仲良いな」
横に居た私に目をやると、冷やかすように笑う彼ら
「幼馴染なんだっけ?」
「…まぁ、一応」
一応、ってなんだよ
心の中でそう突っ込んでみたが、彼らの前で声に出すのはやめておいた
「彼女とイチャイチャしすぎて次の授業遅れんなよー」
「彼女じゃねぇ…!」
ヒラヒラと手を振って去っていく背中に、顔を赤く染めた風磨が言葉を投げる
そんな素振り、見せないでよ
変に期待させんな、バカ
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☆ - 9【はっと我に帰る】→我に返る だと思います。 (2019年5月17日 16時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
えつ(プロフ) - あいさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです…(涙) ぜひぜひまた挑戦してみたいです^^ (2018年10月11日 8時) (レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - かさぶた、とってもよかったです!思わず泣いてしまいました。風磨くんのお話また読みたいです。 (2018年10月10日 16時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えつ | 作成日時:2018年9月25日 17時