かさぶた __ Fuma.K

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私がそんなことを叫んでいても、目の前の笑顔は変わらなくて







悔しくて、イライラして






つい、言ってしまった







「そろそろ風磨誘ってみたら」


「え…無理だよ」


「じゃあさ、一緒にならいいでしょ？ 今度遊園地行く約束してるの、椿ちゃんも来なよ」







そんな約束、ない







本当は、連れて行きたくなんか、ない







でも、私は不良品だから







嘘をつく







自分にも、椿ちゃんにも、風磨にも







それでいい







「いやでも…私邪魔だよ」


「いーいーの！ 女子1人じゃなんだし、来てね！ ね！ 来るよね！」







彼女の肩を叩いて、強引に話をつける








彼女の返事を待たずに、私は歩き出した







下手をしたら、泣いてしまいそうだった







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