12 ページ12
.
「……椿ちゃんって誰」
風磨は突然静かになると、低い声で私に問う
「吉野椿、同じ学部に居るでしょ」
「あ? …あぁ」
「椿ちゃんね、風磨のこと好きなんだって」
言い捨てるようにその言葉をぶつけて、ガブっと水を飲み干す
風磨は黙ってしまって、なぜか私を見つめている
「え、マジ?」
先に口を開いたのは、健人だった
「風磨お前モテんじゃん」
さっきまで私の味方だったくせに、健人は風磨の肩を抱く
「ま…まぁ、俺もモテモテで困ってんだよね〜ほんと」
風磨は上機嫌になって、少しだけ顔を赤く染めると手羽先にかぶり付く
どこか、無理をしている気がした
.
241人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
☆ - 9【はっと我に帰る】→我に返る だと思います。 (2019年5月17日 16時) (レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
えつ(プロフ) - あいさん» ありがとうございます!とっても嬉しいです…(涙) ぜひぜひまた挑戦してみたいです^^ (2018年10月11日 8時) (レス) id: 94efd89660 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - かさぶた、とってもよかったです!思わず泣いてしまいました。風磨くんのお話また読みたいです。 (2018年10月10日 16時) (レス) id: 88ef7968ef (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:えつ | 作成日時:2018年9月25日 17時