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A side
しばらく、ころんとその状態が続いた。
ころんが呼ばれるまでずっとこのまま
ころんは大好き、死なないで、とだけ言って
私はその背中をポンポンと叩いた。
ころ「⋯⋯また、あとで。」
『うん、頑張れ、ころん。私は好きな物に真っ直ぐなころんが、1番大好きだよ。』
ころ「⋯⋯!!」
振り向いたかと思うと、
私の手を引いて、引き寄せられた。
そのまま次に感触が当たったのは
柔らかい唇。
いわゆる、キスというものだった。
ころ「⋯⋯僕も。」
『⋯⋯!』
ころんは笑顔を見せて、体育館へ戻って行った。
そんなころんを見届けて、
廊下を歩いていると、またもや見慣れた
人がいた。
るぅと「あれっ、A?」
『お、るーたろーじゃーん!』
るぅと「もう!その呼び方辞めてくださいよ!ていうか1週間経ちましたよ!?」
『うっそ、あ、ほんとだーwww』
るぅと「⋯⋯はぁ、ほんっとにもう⋯w」
『ごめんってw』
るぅと「⋯⋯熱、あります?」
『はぁ?そこまであたおかじゃないと思うけど????』
るぅと「いや、そうじゃなくて...、顔赤いので。」
『え?』
触ってみると、るぅとの言う通り
顔が熱かった。
⋯⋯まぁ、何となく察しはついているけど⋯。
るぅと「⋯⋯ころちゃんですか?」
『んぇ?』
るぅと「⋯⋯ころちゃんですよね。さっき見てたんです。ハグも、⋯⋯キスも。」
『あのねぇ、そこはプライバシーっていうものが⋯⋯んぁっ⋯!?』
小さな痛みを感じて、首元を見ると
赤い華を咲かせていた。
るぅと「⋯⋯ごめんなさい。」
『な、なにや、って、...』
るぅと「気づいて、欲しかった。」
『⋯⋯!』
るぅと「優しくて、綺麗で、男勝りで、ちょっと天然で、鈍感で⋯⋯、そんなAに、気づいて欲しかった。⋯⋯それは多分、ジェルくんも、莉犬も、さとみくんも、なーくんも、ころちゃんも、全員思ってる。」
『⋯⋯な、なにを』
彼は、儚げな笑顔を見せた。
僕が、いや、
あなたを愛している、ということ____
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かーぺっと(プロフ) - ルアさん» こんばんは、リクエストありがとうございます!Eveさんですね、了解です!もう少々お待ちください! (2020年1月31日 20時) (レス) id: cd8cc620fb (このIDを非表示/違反報告)
ルア(プロフ) - いつも楽しみに、見させていただいてます!ところでリクエスト何ですけどEveくんって出来ますかね? (2020年1月24日 23時) (レス) id: 08270f95d9 (このIDを非表示/違反報告)
かーぺっと(プロフ) - お待たせ致しました、あらきさんのリクエスト、書かせていただきました...、お気に召したら幸いです、リクエストありがとうございました^^* (2020年1月24日 18時) (レス) id: cd8cc620fb (このIDを非表示/違反報告)
みな(プロフ) - かーぺっとさん» あ!はい!!すみません…書き方間違えてました(汗) (2020年1月18日 7時) (レス) id: 08c5f26fea (このIDを非表示/違反報告)
かーぺっと(プロフ) - みなさん» コメントありがとうございます^^* リクエストありがとうございます!すとぷりさんと夢主ちゃんの逆ハーってことで大丈夫ですかね、、、?((( (2020年1月17日 23時) (レス) id: cd8cc620fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:かーぺっと | 作成日時:2019年11月29日 20時