Sweet Melody~彼との甘い日常~【歌い手】

生徒会長[うらたぬき] ページ23

うらたぬき side


『あっ！うらせん！！』

うら「略すのやめろ、あとうらた生徒会長様な。」

『却下です！うらせん！！』

うら「いちいちうらせん付けるのやめろ！」

『はい！うらせん！！』

うら「あいつ⋯⋯()」



一発殴りてぇ

俺はこの高校の生徒会長、浦田。
で、さっき言ってたあいつは書記の後輩、A。
みんな浦田先輩と呼ぶのに何故かあいつだけうらせん、と略して呼んでくる

ほんっといい度胸してるよな、
この俺に逆らったらどうなるか()





『あ！うらせん！！』

うら「おまえなぁ()」

『向こうで小泉先輩がお待ちです！！うらせん！！』

うら「小泉ぃ？なんで｣

『ﾂﾀｴﾀｲｺﾄｶﾞｱﾙｿｳﾃﾞｽ､ｻｧﾊﾔｸ』

うら「なんでそんなカタコトなんだよ()」

『早く行ってくださいっ！うらせん！！』

うら「んだよ⋯」




結局、話というのは告白で、
まぁ、振った←
てかさっきから視線を感じる。それもAから()
⋯まさかね。いやいや、何考えてんの、俺()




『うらせん！！！どうでした！？』

うら「おう、振った」

『そんっな潔く言わないでくださいよ！うらせん！！乙女の心どうしてくれるんですか！うらせん！！』

うら「別にお前の告白じゃねーだろーがよ」

『⋯あ。』



こいつ、ボロ出したな()




うら「中入れ。」

『んぇ、ちょ！』



生徒会室へ入れて、手首を抑えて壁ドンと言うやつをする。


うら「うらせんじゃなくてさ、浦田先輩って呼んでみてよ」

『い、いや、です』

うら「なんで？」

『そ、それは⋯』

うら「それは？」

『⋯、は、恥ず、かし、い、から』


顔真っ赤にして目をそらす。
なんだこいつ可愛いな


うら「へぇ、じゃあ10秒以内に浦田先輩って言って？はい、じゅーう、きゅーう」

『は、はぁ⋯！？』

うら「はーち、なーな、ろーく、ごーお」

『ま、待ってくださいっ、え、』

うら「よーん、さーん、にぃ、いち。」

『な、⋯⋯んっ！？』



うら「ぜーろ。可愛すぎたから。じゃーな。俺はお前のこと嫌いじゃないぞ。」








顔真っ赤にしやがって、かーわい。
ま、好きなんだけど、ね。




──────────────────

浦田先輩()

うらせんって⋯、あれ、既視感⋯()
と思いながら書いてました←

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