18時間目 ページ22
「ん・・・」
「あ、起きた？」
「こ、こは・・・」
「俺の家〜」
必要最底限度のものしかないシンプルな家。
たくさんの参考書。
どこか、懐かしい・・・。
「なんで・・・私がここに」
「俺がキスしたら・・・気絶しちゃった」
「き、す・・・。」
赤羽の言葉を繰り返すと顔から火が出るように熱くなった。
「あは、顔真っ赤だね」
「・・・」
ﾀﾞﾝｯ
「ちょっと、俺、女の子に押し倒される趣味ないよ？」
「お前は、私の何を知っている」
”恐怖”
彼女の顔から伺える感情はこれだけだ。
「お前は・・・私の何だ」
「・・・」
「私の空白の記憶の部分に何か関係しているんだろ・・・？」
私が、質問しても赤羽は何も答えない。
ただ・・・
ﾁｭｯ
「っ？！」
求めるように、愛しいというかのように何度も何度もキスをしてきた。
怖い。そう思いつつも拒めない。
(私は、この感覚を知っている)
「はっ・・・好きだよ・・・A」
ｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝ
「好き。好き・・・」
ｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝ
「忘れたとか、許さないから」
ｽﾞｷﾝｽﾞｷﾝ
何度も何度もキスをした。
Aに思い出して欲しい。
Aに触れたい。
どうやったら、思い出すかなんてわからない。
でも、何もできないなんて嫌だ。
せっかく、手の届く距離にいるのに。
俺は、Aに自分の全てをぶつけた。
『「もう、絶対に離さないからね」』
―――――その言葉が過去の記憶と繋がった。
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燦-SAN-(プロフ) - 青い鳥さん» 結構飛ばしちゃったので微妙かな・・・って感じもあったのですがそう言っていただけるとありがたいです (2016年3月31日 15時) (
レス) id: 92f4a1ea35 (このIDを非表示/違反報告)
青い鳥(プロフ) - いい終わり方だったと思いますよ！完結するのを待っていて良かったです。ありがとうございました。 (2016年3月31日 13時) (レス) id: 088cbdc9d7 (このIDを非表示/違反報告)
燦-SAN-(プロフ) - ありがとうございます！ゆっくりになってしまいますが頑張ります (2016年3月23日 19時) (レス) id: 92f4a1ea35 (このIDを非表示/違反報告)
舞菜 - 早く続きが見たいです。後、この作品大好きです。これからも頑張ってください。p(^-^)q (2016年1月11日 10時) (レス) id: 761a78b4b6 (このIDを非表示/違反報告)
カズ(プロフ) - 私はこの作品大好きです!たまたま似てしまった作品は他にもきっとあります!これからも応援してますよ!! (2015年11月14日 20時) (レス) id: c85cd56ee7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔。 x他1人 | 作成日時：2015年8月9日 16時
