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突如やってきた転校生に皆が追いつけない中、
教室内で1人だけが満足そうに席に座る。
堂々すぎるとも言える振る舞いに俺でさえも頭が混乱し、何も言えなくなる。
唖然として殺せんせーを見てみても、
殺せんせーは大量の汗をかいて戸惑っているようで、
普段通りの不甲斐ないせんせーだった。
「え、あれ、名前違う?」
俺が何も言葉を返さないことに不安を感じたのか、
ごめんね?と言いたげに手を合わせてクシャッとした笑顔で俺を覗き込んでくる。
その姿はまるで無邪気にはしゃぐ子犬、または何も知らない純粋な子供のようで、
俺はこんな子に対して混乱している自分と、クラスメイト、そして何よりもせんせーに呆れ、口を開いた。
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作者名:しょーあ | 作成日時:2018年11月8日 19時